JP0-6 3つの根本原則、逐条解説③
2023.02.08 12:18
3つ目の「根本原則」についての解説をします。
③「人材」としてではなく「人財」として育成する
一番最初の【開講するに当たって】でも触れましたが、TDAは「人材」としてのJudgeを養成する講座ではありません。
JudgeはTICA全体、Region全体にとって人的な「財産」であり、組織にとって「宝」でなければならず、人間性まで含めていい加減な要件でなってしまってならないことは言うまでもありません。
超一流のJudgeを育成できれば、その人物は当然、TICA公認のクラブ代表としても活躍することでしょう。
Region Directorに相応しい資質と能力も備えているはずですから、将来のDirector人財を育成することにもつながります。
アジア初となるTICA副会長を輩出することも夢ではありません。
超一流のJudgeを育成し、その人物がスポンサーになれば、Judgeの〝粗製濫造〟という懸念は解消します。
中国の諺に「近墨必緇、近朱必赤(墨に近づけば必ず黒くなり、朱に近づけば必ず赤くなる)」というものがありますが、必ずしも悪いことだけに使うわけではありません。
悪い意味でも良い意味でも「人は環境や他人に影響を受ける」という教えであり、「人は善悪の師や友による」を含めて考えれば自ずと答えは出るはずです。
多くの大人が「良い師を選ぶことの大切さ」を身をもって知り、「最適な環境に身を置くことの重要さ」を痛感していることかと思いますが、超一流のJudgeを育成できれば「良い師」になることは間違いなく、Regionメンバーは最適な〝人財〟環境のもとで、真の意味で明るく楽しく活動できるようになるのです。