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(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

新聞受けを覗く白髪の女性は朗らか

2023.02.08 14:25

 週末のランニングをしているときに少なくとも二度、

別の場所で目にした情景がある。

 辺りを睥睨するような女王めいた態度ではなく、

部屋着で玄関の新聞受けを覗きに行く女性の姿である。

 僕が土曜または日曜にロードワークをするのはたいてい、

午後四時前後である。だから夕刊だろう。

「今日はどんなことがあったのだろうか。

文化欄の特集に、知られざる世界史なんかが書かれていたら

卒倒してしまう」と彼女が胸を躍らせていると感じるのはなぜか。

 笑顔でいるからである。

 その全く違う場所の、一人は平屋建て、一人は二階建てのアパートの

玄関から出てきた。

 お二方とも、おそらく八十歳は超えていると思う。

 彼女たちの所作は、

人間が何歳になっても「KAWAI!」をまわりのひとたちに感じさせる希望である。

 こころのかわいらしさは、

年代を経てもあせたり枯れたりしない。

 亡くなる瞬間まで楽しくわくわくして生きていきたいのに、

知らないひとたちとともにいると「おまえに常識をおしえてやろう」と

世話を焼かれてしまう。なにもたのしくなくなってしまう。

 夕刊を取るときに楽しそうにしていたら、常識人はきっと、

夕刊を読んだことがないの? とか、

世間知に長けた人たちはたぶん、

もうネットに出ているよ、などといって彼女を虚仮にすることで

自分の優位に立った意識で満足するだろう。

 熱を冷まされたくないのだ、

少年少女も、青年も、中年も壮年も、

知っていることにすら毎日

心を動かされるひとたちは。


+++++

 月曜は5人でたっぷり稽古。

 稽古はたのしいものだと思う。

 きびしいと感じられるのは、危険なときだけである。

 自分は、自分の知らない動きになったときに

前十字靱帯を切ったし、半月板が裂けた。

 そうした危険な形にならないように反復するのだ。

 なまけたり、いいかげんにしても、

危険でなければとくだん悪いところはない。

 知らない動きをとにかくしない。

 だから知っていることをできるだけ増やそうと思うのだ。

 明日2/9は、フジテレビ系めざましテレビ「キラビト」のコーナーで

大道塾の岩崎大河選手がとりあげられる予定です。

 空道のチャンピオンであり、総合格闘技・MMAでも活躍中の

選手です。

 道場を離れるととても優しい男です!