「宇田川源流」【現代陰謀説】 「偵察気球」は何故このタイミングで飛ばされたのか?
「宇田川源流」【現代陰謀説】 「偵察気球」は何故このタイミングで飛ばされたのか?
毎週金曜日は「現代陰謀説」をお届けしている。現在このように普通に生きている中で、今まさに動いている陰謀ということを、現在公開されているニュースの中からその内容が見いだせるニュースをピックアップし、そしてその中にある「陰謀」を暴きだしてみたい、という内容である。もちろんニュースだけでは完全に不足していることから、それ以上の知識などが総動員されなければならないが、このブログではそこまでしようとは思っていない。それよりも「このような読み方をすれば、陰謀を読み分けることができる」ということをこの場で示したいと思っている。実際に、完全に見分けることは難しくても、ニュースの読み方を見てゆけばよいのではないかということとを考えている規格である。
さて、陰謀というのは基本的には「戦争」に直結することが少なくない。結果論ではそのように物事がみえる。実際は「相手の国を、自国の思い通りにコントロールする」ということがあり、その場合、相手の国の事を考えて行うのではなく、自国の利益のために相手の国を使う、場合によっては相手国の政権を崩壊させるというようなことにつながるので、そのことが露見した場合に両国の関係は悪化し、その結果、「戦争」に繋がってしまうということがある。
もちろん、善意による他国の介入というものがあるが、だいたいの場合、国の価値観が異なるのであるから、その価値観そのものを押し付けた結果を求められた場合、その内容が大きな問題として出てくることになるのではないか。またそのように外部からコントロールされていたことが明らかになれば、その外部勢力は当然に反発を覚えるということになる。
そしてそのような陰謀の前には、相手国を観察するということが必要になる。その上で「戦争を覚悟した観察」を最後に行う必要がある。秘密兵器や、隠れた何かがあった場合は、戦争になって被害を被る可能性があるからだ。そのように考えれば、「陰謀を仕掛ける前」と「陰謀の終盤」のにかい、欲相手国を観察する必要があることは間違いがない。
米上空に気球 中国の偵察用?
アメリカ国防総省は、中国が飛ばしたとみられる偵察用の気球がアメリカ上空を飛行していることを明らかにしました。追跡を続けているということです。
これは、アメリカの北西部モンタナ州で撮影された映像です。
アメリカ国防総省は2日、偵察用の気球がモンタナ州などアメリカ上空を飛行していて、ここ数日の間追跡と監視を続けていることを明らかにしました。
民間の飛行機よりもはるかに高い高度を飛んでいて、地上への脅威は無いとしていますが、国防総省高官は気球について「中国のものだと確信している」と話しています。撃墜も検討したものの、危険性などを考慮し撃ち落とさない判断をしたということです。
アメリカは中国側に、この問題を深刻に受け止めていることを伝えたとしています。
こうした中、オースティン国防長官は2日、訪問先のフィリピンでマルコス大統領と会談。両国間の協定に基づき、アメリカ軍がフィリピンで使える基地を4か所増やし9か所にすることで合意しました。
アメリカ オースティン国防長官
「武力攻撃に対抗するための、お互いの能力強化に引き続き取り組む」
中国が南シナ海や台湾周辺で軍事力を強化する中、アメリカとしては中国に対する抑止力を強化する狙いがあります。
2023年02月03日 09時23分TBS NEWS DIG
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-2145691/
米中"偵察気球"新たな火種か
【ワシントン時事】米国防総省は2日、中国の偵察気球が米本土上空を飛行しており、これを監視・追跡していると発表した。ブリンケン米国務長官が5日から訪中する見通しの中、両国の新たな火種となる可能性がある。
米政府高官によると、偵察気球は数日前に米領空に入り、2日時点で西部モンタナ州の上空に到達。同州のマルムストローム空軍基地には、米国内に3カ所ある核弾頭を搭載可能な大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」の発射施設の一つがあり、「機密情報の収集が目的であることは明白だ」(高官)という。
米軍は追跡のために最新鋭ステルス戦闘機F22を出動させたほか、近くにある国際空港の発着を一時停止させた。ただ、地上に破片が落下する危険があるとして、偵察気球の撃墜を見送っている。
偵察気球の追跡を公表した2日には、米国とフィリピンの両政府が米軍によるフィリピン国内の基地使用拡大で合意した。東・南シナ海で軍事的圧力を強める中国をけん制するのが狙いで、使用可能な基地は新たに4カ所増え、9カ所となる。米国は1月11日にも日本の沖縄県に駐留する海兵隊の改編を決めたばかりで、台湾有事に警戒を強めている。
米中関係は昨年8月のペロシ米下院議長(当時)の台湾訪問をきっかけに一層悪化。同年11月の米中首脳会談で歩み寄りの機運が強まり、5日からとみられるブリンケン氏の訪中でも習近平国家主席との会談が見込まれている。しかし、今回の偵察気球や米フィリピンの合意などを背景に、米中の緊張緩和の難しさが改めて浮き彫りになった格好だ。
中国外務省の毛寧副報道局長は3日の記者会見で、偵察気球に関して、「状況を確認中だ。事実が明らかになる前の臆測は、問題解決の役には立たない」「米国と共に問題に冷静に対処していきたい」と強調。ブリンケン氏の訪中への影響について問われると、「現時点で発表することはない」と述べるにとどめた。 【時事通信社】
2023年02月03日 18時11分時事通信
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-2147241/
ニュースで見てすでにご存じと思うが、中国が「なんらかの気球」をアメリカ上空で動かしていた。実際にその気球に関しては、中国側は「気象用の気球がコントロールを失ったもの」というようなことを主張し、アメリカ側は「中国の軍事用偵察気球でアメリカの軍事基地を撮影または偵察していた」というように主張していた。これに関して、アメリカはすぐに打ち落とすと、中に爆弾などが入っていたり病原菌などが仕込まれていることを警戒し、アメリカ本土上空を通過後、領海内でミサイルによって撃墜した。アメリカはこれを回収して今後研究するということを主張しているが、中国は「アメリカの過剰反応である」ということを主張し、なおかつ、撃墜した気球の残骸の返還を求めている。
なお、同様の気球は数年前に日本上空にも飛んでいたことがあり、日本は「UFOか?」などと能天気なことを主張し、マスコミで報道しながら問題視していない状態であった。また、今回はカナダ・中南米においても、同様の気球が飛行していることが確認されており、中国がなんらかの偵察をしていたことは明らかであるとされている。
さて、本件において「そもそも他国の領空の上空」という概念を知っていなければならない。領空というのは領土領海の上の空の事を言うが、それは永遠と上空を差すことではない。そのようなことをすれば、人工衛星は「勝手に領空侵犯をしている」ということになる。そこで領空というのは条約上地上100キロメートルまでというように考えられており、それより上の物体は領空侵犯とは言わないということになる。
今回の気球はそこまでの高さはなかったということなので、領空侵犯であることは間違いがない。その為に、当然にアメリカは「不法侵入」であることから排除する権利があることは間違いがない。中国は「撃墜されて中身を見られても困る」ということから、あえて自分たちが飛ばしたものであるということを主張し「錯誤」で領空に入ってしまったということを主張したものと考えるのが妥当であろう。
そうであってもアメリカは撃墜した。つまり、アメリカは「中国の主張を信じない上に、中国がアメリカに危害を加える可能性がある」ということを考えていることになる。この件でブリンケン国務長官は中国訪問を中止している。
さてここまでは事実の列記でしかない。一応「中国の意思」などは、想像であるが、そのレベルの話でしかない。
さて、この事がなぜ行われたのか。偵察が二回あるということで、そのうえで二回目の偵察ということは、「航空基地」や「ミサイル基地」がどこにあるかということになる。つまり、「アメリカからのミサイル攻撃」を想定していて、そのミサイル攻撃においてどこにあるかということやその発射準備を確かめているということが一つ。
もう一つは、中国派「太平洋をずっと気球を飛ばしていた」分けではない。つまり、「アメリカ近海で気球を打ち上げた」問うことになる。つまりは、アメリカの近海まで軍艦または潜水艦が来ていて、それがアメリカがわからないうちに、打ち上げて攻撃対象になるということ、これは「アメリカ本土が秘密裏にミサイル攻撃になる」ということを意味しているのである。
アメリカは、今まで本土で戦争をしたことがない。その戦争が起きようとしている。それに対する恐怖感ということを与えた中国とアメリカの対立が始まり、そのことを刺激した中国の陰謀が大きく動いたということなのである。