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マヤ

『W旦那+(プラス)』The first time the zoo⑫ 三代目妄想劇場ショートストーリー

2018.04.28 23:00

直己「手を出しちゃいけないぞ。」





陽翔「どして?」





直己「噛まれるって書いてあるんだよ」





隆臣「かむの?」





陽翔「可愛いのにね〜」





隆臣「でも、へんなかおちてる」





隆臣が小さな手を口元に当て、ぷぷっと笑った。





陽翔「カピさん、変な顔だって  笑」





陽翔がカピバラに話しかけた。





隆臣「ぶしゃいね」





陽翔「ぶしゃい?カピさんが?」





隆臣「かっぴ?」





直己「カピバラさんって言うんだよ」





隆臣「かーぴ…ばぁ…」





直己「ちょっと隆臣には難しいか?」





陽翔「ヘンテコさんでもいいよ」





隆臣「へんてこしゃーん!」





陽翔「みてー!また変な顔してる」





隆臣「へんてこしゃーん  笑」




カピバラは、なにを言われようがどこ吹く風でエサをモサモサ食べている。





隆臣「へんてこしゃーん!笑って」





陽翔「カピさん、笑うの?」





隆臣「わかんなーい」




直己「いや、のっぽさんは笑わないと思うな…」





カピバラは餌を食べつくすと、前歯をチラッと見せた。





隆臣「あーっ‼︎笑ったぁ」





陽翔「カピさん笑ったね!たぁくん♫」





隆臣「ぶしゃいね♫ひーしゃん」




陽翔「うん!ぶしゃい♫」




直己「…二人してブサイクって言ってたら、カピバラさん可哀相だぞ」




怒る風でもなく、優しく笑って直己が言った。




隆臣「そーなの?ぶしゃいしゃん、泣く?」





直己「そうだな。泣くかもな」




陽翔「可哀想だね」




隆臣「ごめんなしゃーい!ぶしゃいしゃーん!」




陽翔「ごめんね〜カピさーん!」




隆臣「これでいい?」




隆臣は直己を見上げて言った。




直己「ん!二人とも偉いな」





直己が二人の頭をクシャクシャと撫でた。




陽翔「のっぽさんにいい子されたね!」




隆臣「よかったね!ひーしゃん」




陽翔「たぁくん、つぎどーする?」





隆臣「たぁくん、ハムたろーがいい♫」




陽翔「ハムたろーいるの?ひなたも見たぁい!」




直己「さすがにハムスターは居ないと思うな」









隆二「たっくんさぁ、陽翔君と会ってから、パパパパ言わなくなったよね?」




臣「ホントだ。いい兆しじゃないの?」





隆二「乃愛とは同じ星で育った姉弟みたいなもんだから、隆臣にとっては陽翔君が初めてのお友達だね」





臣「first  friend…歌のタイトルみたいだな」




隆二「臣、歌作っちゃおうか?」





隆臣「パーパ!ちゅぎ、ハムたろーいくよ」




隆二「たっくん!ここハム太郎いないって💧」




隆臣「どーしてぇ?へんてこしゃんはいるよ!」




臣「カピバラとハム太郎って、隆臣の中ではワンセットなんだ…💧」




隆臣「しゅっぱーちゅ♫しんこー!」





陽翔「おー♫」






臣隆「…いずこへ?」





つづく



《イメージ》



《上野動物園カピバラ》