【四谷 横町(横丁)】忍原横町
2018.04.29 01:15
横町(横丁)名:忍原横町
読み方:おしはらよこちょう Oshihara-yokochō
区分:横町(横丁)
成立:江戸期
廃止:不明
現町名:新宿区四谷三丁目、須賀町、左門町
概要:『江戸切繪圖 : 俚俗 : 四谷御門外・伝馬町辺』に「●忍原横丁○又ハ塩原横丁、忍町横丁」とある。詳細は四谷忍町を参照のこと。
嘗ては一面原野であったという。「忍原」とは、四谷伝馬町と四谷忍町の境辺りをいった。武蔵忍城(埼玉県行田市)の城代を務めた高木九郎等の屋敷があったので、周辺を俗に「忍原」といった。高木は忍城の城代になったが、当地に戻り、ここを町屋としたという。また、1765(明和2)年、薪炭商塩原多助が山口屋善右衛門の許で年季奉公をしていた頃、荷車を引いて通るたびに道の悪さに難儀し、自分の貯え20両全額を注ぎ込んで補修したのに因んで「塩原横町」ともいった。現行の左門町と須賀町の境辺り。
撮影場所:忍原横町