リズムを生きる
Facebook石川 眞樹夫さん投稿記事
自分を知ると見つかるもの
人生の目的を探し求めているとき、それは自分がセルフ(本当の自分)から離れているサインです。
本当の自分の働きやリズムを見失っているとき、自分以外の人、場所、プロジェクト、お金、時間など、あらゆるアイデンティティーの本来の目的にも触れることができません。
それはいわば、ゴールのない迷路を永遠に彷徨っているようなものなのです。
日々、起床してから1日の目的をこなすことに途方もない労力を使っているのには、単にその暮らしや仕事に問題があるからだけではないとホ・オポノポノでは見ていきます。
参考記事:ジーン・ナカサトインタビュー
【リズムを感じる生き方】
わたしたちが本当の自分を生きているとき、つまり記憶から自由であるとき、わたしたちは神聖なる存在の完璧なデザインのもと、完璧なリズムを生きることができます。
それは、緻密な宇宙全体のタペストリーのようなもので、わたしも机も、企画も、道路も、その瞬間それぞれが役割を持っています。もしもわたしたちが本当の自分を生きているならば、疲労や怒りを生み出す衝突はないのです。自分の存在意義を明かさないといけないような焦燥感を持つ必要もないのです。
ですから、日々の生活や役割に関して、目的意識を持ちたい、やりがいをもちたいと強く願う気持ちがあるならば、一旦、歩みを止めて、内側にこう囁いてみましょう。
「愛しています」
焦りや疲労を感じるたびにそれを続けていくうちに、まずは自分の内側でいらない記憶が消去され、自分が内から整っていくのを感じるでしょう。
わたしたちが居場所を探したり、やりがいを感じるのは、そこからなのです。自分を知らずして、本来のリズムには戻ることができないのです。
遠回りに感じるかもしれません。しかし、自分を知ることの先にしか、わたしたちがそれぞれに求めている真の答えは見えてこないのです。
ジーンナカサト
http://hooponopono.thd-web.jp/e24921.html 【ジーンさんへのインタビュー(7)】より
今回は、イハレアカラ・ヒューレン博士の元でクリーニングを実践してこられた講師の一人、ジーン・ナカサトさんにお話を伺いました。
神聖なリズムに乗る第一歩は「わたし」とは何者なのかを知ること
―― 今回の講演会は「リズムを生きる」がテーマですね。
ジーン・ナカサトさん(以下、ジーンさん) :今、誰もが変化を経験しています。苦しく絶望的で困難な状態でも、内省して自己を整えれば内なる平和が生まれます。そして神聖なる存在のリズムに沿うことで「真の内なる自分」として生きるのです。
SITHホ・オポノポノとは「問題を正す」ということ。問題として体験するあらゆるものに対して、私たちは原因を外に求めがちです。ですが体験は単に引き金であって焦点を当てるべきは内側に表出する感情的な反応の方です。なぜなら同じことが起きたとしても生じる感情や解釈、対処しようとする思考は千差万別であり、個々が過去に作り出し、受け入れ、溜めこんだ記憶に支配されているだけなのです。
宇宙はすべて無、ゼロから始まりました。本来私たちは完璧な状態で自分にしかないリズムを携えて誕生しているものです。ホ・オポノポノの全クラスでは「私は無より出でて光にいたる…」という祈りの言葉から始めます。「わたし」とは、単にこのからだを意味するのではなく、神聖なる存在とそこにつながる3つの意識(超意識、表面意識、潜在意識)の4つの側面で構成されています。その4つがつながることで、本来の自己として神聖なる存在のリズムに則した流れに乗ることができる。自分自身がゼロの状態を保つことで、自己の外で何が起きようと囚われず、インスピレーションを得て人生を歩むことができます。
ハワイには世界的サーファーが集まって、30〜40フィートもある高さの波でもパイプラインを通ってうまく乗りこなします。波に乗るには「自分の意識がどこにあるか」しかなく、あれこれ考えていては波に飲み込まれるだけだと言うのです。クリーニングをすればするほど、波というリズムに乗ることが難しくなくなっていきます。
ゼロに戻ればリズムに乗って本来の自分らしさを取り戻せる
―― 様々な状況のなかで「自分は完璧でもなく、リズムにも乗れていない」と感じるときや、喜怒哀楽の感情に流されて辛くて自問自答するようなとき、神聖なる存在のリズムに戻って波に乗るためにはどうしたらいいでしょう?
ジーンさん :渦巻く思考と感情に溺れて目の前の問題と取っ組み合っているうちは、ウハネが記憶にとらわれて問題とがんじがらめなので、つながりが断たれてリズムから外れて困難に惑わされ、苦痛、不調、病気を体験し続けますよね。
そこで再確認したいのが、問題のありかです。それは目の前にいる夫でも上司でも銀行の残高でも政府でもありません。問題は、私たちの中の潜在意識(ウニヒピリ)に溜めこまれた記憶(思考と感情)でがんじがらめになっていること。アウマクアと神聖なる存在から分離されてリズムから外れて不調和に陥り、記憶が絡み合ってもつれて出口の見えない暗闇のように体験されます。
そこで元の流れに戻るためのアクションがクリーニングです。これはウハネ(表面意識)にしか始められません。ウニヒピリに対して「ごめんなさい、許してください」と伝えます。ウニヒピリは記憶を集めてアウマクア(超意識)に届けます。その記憶を精査して不足を補い整えて、神聖なる存在に届けるのがアウマクアの役割です。すると神聖なる存在があなたにとって完璧で正しい時に、これらを正し、完璧な状態に戻してくれます。そして正されたときに霊的にも精神的にも肉体的にも物理的にも記憶が消去されていくのです。無の状態に戻るので、インスピレーションを受けたら行動に移してみることです。続けるうちに、自然に流れてリズムのなかで本来の完璧な自分らしさを取り戻し、生まれてきた目的を果たしていくのですから。
タイミングは神聖なる存在にお任せ
ジーンさん 問題があまりにも山積して、たくさんのトリガーに囲まれてネガティブな感情が噴出するようなときには、「なんで状況が悪くなるの?ちゃんとできていないから?もう嫌だ」と焦りや判断が溢れ出て止まらなくなることもありますよね。クリーニングをすればするほど状態が悪化するように感じるときは、それだけウニヒピリががんばって「こんな記憶もあるの…消去してほしいんだ。苦しいよ」と見せてくれているので、外側でどんなことがあっても囚われず、ウニヒピリの手を取って「ごめんね、許してね、見せてくれてありがとう。愛してるよ」と言ってあげてほしいのです。そんなときこそ忍耐と丁寧さが必要で、「ブルーソーラーウォーター」のようなシンプルで続けやすいツールを使ってみてください。
私たちには「内省し、問題を引き起こしている過去の記憶を消去して正す決断をする」ウハネの役割があります。「絶対に消去してよね!」と命令するのではなく、「願い通りになる」という期待を手放して、神聖なる存在に「これらをどうか正してください」と嘆願し、委ねること。その嘆願を受け取って、あなたにとって最良のタイミングで、完璧で最大のときに正しい形で、あなたが持って生まれた才能を発揮できるよう導けるのは神聖なる存在だけ。誰にもそのタイミングはわからないのです。