第6回アマービレ電子オルガンコンテスト
うっかりとご報告するまで1週間も経ってしまいましたが、
「アマービレ電子オルガンコンテスト」に出るために、大阪府羽曳野市まで行ってきました。
なぜ参加しようと思ったか
メーカーを横断しての発表の場ってまったく無いのですよね。電子オルガン界隈。
ただでさえ狭い世界を、メーカーという壁でさらに狭くしてしまっているのが現状で(たしかに、YAMAHA以外のオルガンを急に弾けと言われても戸惑ってしまいますが…)、
奏者がもっと他メーカーの楽器に興味を持って「電子オルガン」っていう大きなくくりにしないと、外の世界にアピールできないんじゃない?と学生時代から思っていたんです。
アマービレは第1回が2011年の5月で、私自身は電子オルガン・エレクトーンから離れている時期だったのですが、出場者募集のお知らせを見かけて
「こういうイベント待ってた!!!」と強く思ったんです。
やっとエレクトーンを再開できたので、このコンテストに出るのが1つの夢でした。
課題曲?自由曲?
アマービレは課題曲部門と自由曲部門があります。
どちらに出てもいいし、両方出ることも出来ます(エントリー費が変わります)。
今回どっちに出ようかなとだいぶ迷いましたが、
「素のテクニックを磨く」というコンテストの趣旨により沿ったものと思われる、課題曲部門にエントリーしました。
もちろんソロの自編曲はいくつかあるのですが、近年はエレクトーンの機能を重視したアレンジが多いので、コンテストの趣旨と違ってしまいそうで。
他の出場者の演奏を聴くのが楽しかった
課題曲部門は2種類の課題曲から好きな方を選んでエントリーする形式なのですが、
出場者のほとんどが課題曲Aの「寄り添う心」。
実は私もwww
自分の出番の3つ前まで客席にいたのですが、弾く人によって
テンポ・強弱のつけ方・間合い・アーティキュレーションの匙加減が全然違って、
まるで違う曲のように聴こえることもありました。
同じ曲を自分以外が弾く機会なんてほとんどないから、すごく新鮮で面白かったです。
・・・そして、出番直前に自分の表現を忘れそうになる(笑)
中学生部門の曲がとても好きな感じだったので、あとで弾いてみようと思います♪
午後の自由曲部門も見学させていただきました。特に印象的だったのが、
・Rolandのアトリエの機能
下鍵盤の左の方、キーボードパーカッションをアサインしたりできるのかな?
シーケンスの作り方とか、YAMAHAとはかなり違いそうに見えたのでどうなっているかとても気になる。触ってみたい…!
・オリジナル曲を弾いていらした方
とても素敵な曲だったので、終わった後思わずお声かけしてしまいました。。
大人で、アレンジや作曲している上手な奏者がこんなにたくさんいる、ということを知れたのは大きな収穫でした。
結果は出せませんでしたが、
演奏中かなり重症なミスタッチをしたところ、レッスン中にさんざん指摘されて、練習はそれなりにしたけど納得し切れていない箇所でした。
練習量が足りていなかったということだし、間違えた後のリカバリのシミュレーションも不充分だった。もうちょっと出来たのでは、という後悔はもちろんあります。
でも、普段のレッスンがどうしてもアレンジとかレジストづくりに終始してしまうところを、呼吸とか強弱とか演奏について深堀りさせてもらえたのと、”諸機能に頼らず”素の演奏力を研究できたのは本当に良い経験をしたと思います。
次回は2020年2月とのこと。
まだ出場できるかは分かりませんが、そこを見据えてまだまだ頑張ろうと思いました。