描くことでジブンを見つける
こんにちはこんばんは ひだまり保育園のエンチョーダンジョーです。
今日お誕生日の人 おめでとうございます!
本日の記事は「ジブンの表現」についてです。
みなさん、ジブンのこと好きですか?
世の中は「ジブンを大事に」「ジブンを愛そう」みたいな言葉にあふれてますよね。
Instagramもそんなんばっかり!
でもね~
でもね~~と、私は還暦間近のおばさんですがね、思うわけですよ。
人間ジブンを大事にするんは すっごい大事なことじゃけどね
そうそうジブンを好きにはなれんもんですよ。
時にはおるよ、ジブンを大事に出来る人!
でもね、でもね、
その人が周りの人とうまくいってるかっていうのは
その人がジブンを大事にしてるのとは別問題だし、ね。
いやいや、そりゃ話が違うか。
マイルールやマイペースを守れるっていうのではなくて
自己肯定感っていうのかなあ
「私は私で大丈夫。できないことがあっても 私は私」って思える力。
そういう力って、とっても大切ですよね。
でもさあ~~(今日はこればっかりじゃね)
そういうのって、本気で心の底から思える大人ってどのくらいおるんじゃろう。
(節分の鬼を見ている乳児ちゃん)
少なくとも私は「ジブンを好き」って思えてません!胸張っていえます!笑
50歳になるくらいまで(ひだまり始めて10年くらいの頃までかな)
本気でジブンを嫌いで嫌いで、消えてなくなりたかったんですよね。
がんばっても できないことだらけだし
そのくせ、がんばりきる力ないから 人に迷惑かけることしかなかったし。
私はね、ジブンがすっごいがんばっとると思うし
これ以上できん!っていうくらい 努力もしとるよ。
それでも、だめだなあ 卑怯だなあって思うこといっぱいしてるから
私は私が好きか?と問われれば、
かろうじて嫌いくらいにはなってきたけれど
それでも「好きですよ」とは口が裂けても言えない感じです。
みなさんは どうですか?
そんなへたれな私ですが、
だからこそ、こどもたちには「ジブンを好きでいてほしい」と
焦がれるほどに思っています。
もう1年を通して、いえ、園生活~入園した日から卒園する日まで
一貫してずっとそのことを あらゆる方法を使って伝えていきます。
その1つが 「絵を描く」ということなんです。
ここは美術学校ではありませんから、上手な絵を描く力は求めません。
そうではなくて【ジブンの表現を そのまま認められる経験】を積み重ねるのです。
あなたがやりたいことは、こう描いたら表現できるかもよ
このときに この辺の人はどうしてた?
このときあなたはどんな気持ちだったの?
そんなアドバイスや聞き取りをしながら
表現を深めることはしますが、
私の口癖は
「私は、こう思うんよ。
でも、これはあなたの絵なんだから、あなたが良いようにすればいい」
です。
ジブンが描いたものが、
上手下手という主観的な評価にさらされることなく 認められる
「これって○○?わかる!こんな風だったよね!」とか
「なるほどね~ここを描こうって思うたんか」とか
「お!これ描き方工夫したね!」とか そんなコメントが返ってくる。
そういう中で描いていく自由さ。
表現は描くだけではなくて
からだをつかって 活動すること
庭や散歩先で自然とふれあうことも
やっぱり表現だと思うし、
調理や裁縫なども 表現だと思うのです。
縫ったり 折ったり 作ったりすることも、
ジブンがやりたいと思ったことが できる経験を積み上げていく。
その中で
誰からの評価もいらない
自分自身で自分を よし! と思える力が育まれるんじゃないかなと思っています。