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ひだまり保育園*安藝里山保育

描くことでジブンを見つける

2023.02.17 07:51

こんにちはこんばんは ひだまり保育園のエンチョーダンジョーです。

今日お誕生日の人 おめでとうございます!


本日の記事は「ジブンの表現」についてです。

みなさん、ジブンのこと好きですか?

世の中は「ジブンを大事に」「ジブンを愛そう」みたいな言葉にあふれてますよね。

Instagramもそんなんばっかり!

でもね~

でもね~~と、私は還暦間近のおばさんですがね、思うわけですよ。

人間ジブンを大事にするんは すっごい大事なことじゃけどね

そうそうジブンを好きにはなれんもんですよ。

時にはおるよ、ジブンを大事に出来る人!

でもね、でもね、

その人が周りの人とうまくいってるかっていうのは

その人がジブンを大事にしてるのとは別問題だし、ね。


いやいや、そりゃ話が違うか。

マイルールやマイペースを守れるっていうのではなくて

自己肯定感っていうのかなあ

「私は私で大丈夫。できないことがあっても 私は私」って思える力。

そういう力って、とっても大切ですよね。


でもさあ~~(今日はこればっかりじゃね)
そういうのって、本気で心の底から思える大人ってどのくらいおるんじゃろう。

(節分の鬼を見ている乳児ちゃん)


少なくとも私は「ジブンを好き」って思えてません!胸張っていえます!笑

50歳になるくらいまで(ひだまり始めて10年くらいの頃までかな)

本気でジブンを嫌いで嫌いで、消えてなくなりたかったんですよね。
がんばっても できないことだらけだし
そのくせ、がんばりきる力ないから 人に迷惑かけることしかなかったし。


私はね、ジブンがすっごいがんばっとると思うし

これ以上できん!っていうくらい 努力もしとるよ。

それでも、だめだなあ 卑怯だなあって思うこといっぱいしてるから

私は私が好きか?と問われれば、

かろうじて嫌いくらいにはなってきたけれど

それでも「好きですよ」とは口が裂けても言えない感じです。


みなさんは どうですか?

そんなへたれな私ですが、

だからこそ、こどもたちには「ジブンを好きでいてほしい」と

焦がれるほどに思っています。

もう1年を通して、いえ、園生活~入園した日から卒園する日まで

一貫してずっとそのことを あらゆる方法を使って伝えていきます。


その1つが 「絵を描く」ということなんです。

ここは美術学校ではありませんから、上手な絵を描く力は求めません。

そうではなくて【ジブンの表現を そのまま認められる経験】を積み重ねるのです。

あなたがやりたいことは、こう描いたら表現できるかもよ

このときに この辺の人はどうしてた?

このときあなたはどんな気持ちだったの?

そんなアドバイスや聞き取りをしながら

表現を深めることはしますが、

私の口癖は

「私は、こう思うんよ。

 でも、これはあなたの絵なんだから、あなたが良いようにすればいい」

です。

ジブンが描いたものが、

上手下手という主観的な評価にさらされることなく 認められる

「これって○○?わかる!こんな風だったよね!」とか

「なるほどね~ここを描こうって思うたんか」とか

「お!これ描き方工夫したね!」とか そんなコメントが返ってくる。

そういう中で描いていく自由さ。


表現は描くだけではなくて

からだをつかって 活動すること                                                                   

庭や散歩先で自然とふれあうことも

やっぱり表現だと思うし、

調理や裁縫なども 表現だと思うのです。

縫ったり 折ったり 作ったりすることも、

ジブンがやりたいと思ったことが できる経験を積み上げていく。

その中で

誰からの評価もいらない 

自分自身で自分を よし! と思える力が育まれるんじゃないかなと思っています。