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Fashion source: Daily Journal

反田恭平+佐渡裕 &Japan National Orchestra@東京オペラシティへ

2023.02.14 11:30

 2021年のショパンコンクール2位の反田恭平さんのピアノコンサートへ!2回目です。昨年の3月は、ショパンコンクールでも弾かれた「ショパン ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調」をライブで聴き感動をしました。その時のブログはこちらです。その後も、反田さんのコンサートをチェックしていまして、だいぶ前にチケット買ったと思いますが、ようやく当日を迎えました。

 なんと、AIが私のために最前列を選んでくれたようです。(笑)フジコ・ヘミングさん、辻井伸行さん、反田恭平さんと、トリプル最前列コンプリートです!

 オペラシティーの最前列はこんなかんじです。iPhoneで広角撮影しているので遠く見えますが、実際近いです。

 今回、反田さんが指揮もされるということで、ピアノが指揮者の位置=真ん中でお尻を向けて座られるわけですが、右斜めからなので手の動きばっちり見える位置でした。これは楽しみ!

 反田さんが主宰するJapan National Orchestraの皆さんが続々と入ってこられました。反田さんのインタビューで聞いたところによると、反田さんがメンバーを選んでいるそうで、ある日突然お知らせが行くとかで。(笑)選りすぐりの若いメンバーたちです。

 そして、セミロングな音楽家ヘアな反田さんと日本フィルのトランペット奏者クリストフォリ氏が入ってこられました!!!反田さん、思っていた通り色白。(笑)


1.ショスタコーヴィッチ:ピアノ協奏曲第一番ハ長調 作品35

まず、どんな作品なのか?情緒的な感想をChatGPTに聞いてみました。(笑)

ChatGPT: ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第一番は、聴く者を情熱的な気分に導く美しいメロディーと力強いオーケストレーションが特徴の素晴らしい作品です。聴いていると、勇ましい旅の様な気分や、深い感情がよみがえるような音楽性があり、心を揺さぶります。また、ショスタコーヴィチの才能が光るこのピアノ協奏曲は、音楽の歴史に名を刻んでいます。

私:その通りですね。(笑)

 反田さんがピアノの前に座り、呼吸を「スッ」と吐いたのか吸ったのか?とにかく、「スッ」と言うのが聴こえて、タラタララーとピアノから入っていきました。そして、弾き振りということで、ピアノがない時は立指揮をして、或いは顔で指揮をし、ジャズ奏者のようにお尻がが半分浮いていたり、しかもピアノがものすごい高速なのです。指の動きをこんなに間近で見たことははじめてで、I'm speechless!  

 ピアノだけでなく、弦楽器もかなりの高速回転で、オーケストラ全体がものすごいうねりを醸し出していました。今回の有料のプログラムの表紙の絵のとおり。

 旧ソ連の作曲家&ピアニストのショスタコーヴィッチは、私ははじめてだったのですが、トランペットが全面に出ているあたり、JAZZのようでもありました。というのが、ショスタコーヴィッチは、JAZZにちょうどハマっていた時代に作曲されたもののようです。いろいろなメロディーで構成されており、ジェットコースターのような、アトラクションに乗って駆け抜け、風がビュンビュンふいているかのような、楽しさです。フィナーレへ向かうピアノは、狂気そのもの。そこにトランペットの轟きが重なりあい、お祭り騒ぎで終わります。(笑)

 会場は割れんばかりの拍手喝采でした!これは、生演奏で聴かないと、全然2Dだけでは伝わらないですね。こういう選曲をされる反田さん、期待を裏切らない男ですね。(笑) そして、反田さんの左薬指には、結婚指輪が光っていました! 会場全体鳴りやまない拍手で包まれました。


2. マーラー:交響曲 第1番 ニ長調《巨人》指揮者:佐渡裕さん

ChatGPT: グスタフ・マーラの交響曲第1番「巨人」は、情緒的には、壮大で荘厳な印象を受けます。作品全体には悲壮感があり、多様な楽器の音色と緊張感あるテンポ、抒情的なメロディーが絡み合い、壮麗なオーケストレーションを演出しています。また、複雑なハーモニーや音響的なエフェクトも存在し、時には感傷的な雰囲気を醸し出します。この作品は、生と死、希望と絶望、自然と人工などのテーマを扱っており、聴く者を魅了するものとなっています。

私:感傷的な雰囲気のことは、第三楽章を言っているのでしょう。それぞれの個性あるもののごった煮のような作りになっており、お腹いっぱいになるクラシック音楽です。

 このツアーでは、反田さんがマーラの指揮をする会場もあるのですが、オペラシティは、巨匠、佐渡裕さんの指揮です。長身の佐渡さんの指揮、かなり迫力がありました! 呼吸まで聞こえてくるほどの近距離だったので、指揮者の大変さをはじめて感じました。全力疾走約50分。すごいスタミナです! そんな佐渡さんが台風の目のようになって、オーケストラのサウンドの大きさ、多様な楽器の音色、複雑なハーモニー、高揚感あるテンポとともに、作品全体に漂う壮麗な印象に圧倒されました!

 特に目の前だから見えたのですが、弦楽器奏者の皆さんも全身全霊の全体全身での演奏でした。激しさの表れとして、弦が切れている人が3人くらいいましたし、弦楽器奏者のほとんどの皆さんのあごの下には、あざができていました。とくに、このツアー4連勤のようですから! 若い演奏者の皆さんの本気に感動しました。 

 なんだか、まったく新しいクラシックを聴いた感じがしました。壮大な映画を観たような、アトラクションに搭乗したような、世界を旅行したような、音を聴いているだけでは味わえない感動。だから、この感想を言葉にするのも難しいのかもしれません。体験したことないのですから。

 

 素晴らしいコンサートでした。ショスタコーヴィッチも、マーラも何度かリピートして聴いていますが、いくら良い音で聴いても、やっぱりライブでないとあの体験はできないだろうなと思います。また、聴きに行きたいですね。ありがとうございました。

 次回は、3月辻井さん、5月フジコさん、辻井さんとチケットを買っています!