Run for 湯@Sembawang Hot Spring
みんな大好き温泉。
(写真はイメージです。お借りました。)
シンガポールにもあるんですよ〜。たった一か所だけ、こんこんと湧き出る天然温泉が。
ではランニング後の汗をざばーっと流しに行きましょうか!
出発地点はMRT Khatib。ここから目的地までは約3キロです。
MRT高架下にPark Connecter(遊歩道)が設置されているので走りやすいです。みんなタオルや着替えを背負ってますよ〜。温泉で疲れが癒せると思うと、走るスピードも早くなります。
Yishun Ave7からGambas Aveに入ると有刺鉄線で囲まれた保護区が現れます。軍の保有地のようですが。。
一か所だけゲートが開いています。入っていいのか不安がっているところへ通りかかったお兄さんに尋ねると、確かにHot Springはここでまちがいないと。
少し奥へ進むと、見えて来ました!
もくもくと立ちのぼる湯気と、充満する硫黄の匂い。まさしく温泉街の匂いです。
コンクリート打ちっぱなしの地面に何本か立っているパイプからこんこんと、というよりもじゃぶじゃぶと流れています。間違いなく100%源泉掛け流し!
こんなに大量の温泉が湯船にためられることなく流れているのが、もったいないですよねぇ。
ザブーンと浸かりたいところですが、ここでは足湯を楽しむのがSembawang流。
周辺にはバケツや椅子が適当に置いてあるので、借りてしまいます。先客たちに一言「使っていいですか?」と一声かけるのを忘れずに。
きれいに並べてあとは冷めるのを待つだけ。
今回はメンバーの一人がお湯の番をしてくれると言うので、残りのメンバーはまた走りに出かけました。3キロではまだまだかく汗の量が少ないですもんね。
約30分後、汗だくの美ジョガーズ再登場。久しぶりの温泉に気持ちが高鳴ります。早く、早く、疲れた足をバケツに突っ込みたい!
あっっつー!!
30分で冷めるような温度ではありませんでした。元は80度くらいあるんではないでしょうか?保温力が高いのか、シンガポールが暑いからか、なかなかお湯の温度が下がりません。
お湯と格闘する美ジョガーズ。
手持ちのペットボトルや水筒でひたすら湯もみ。柄杓のようなものがあればいいかもしれませんねぇー。
30分くらいやり続けたでしょうか?
やっとやっと、足を入れられる適温になってきたようです。
あー、極楽極楽。
足だけでも十分気持ちがいいです。ラン後の筋肉がほどけていきます...お肌もつるっとしてきたような?なんといっても源泉掛け流しですから。Tシャツを脱いでお湯をかぶりたかったのですがなんとか思いとどまりました。
常連の方の中には、ドラム缶のようなものを置いていて、本格的に入浴している強者も。(水着着用)
地元の人々が朝からのんびりとおしゃべりしながら足湯をしているのをみると、ほっこりした気分になりますが、過去にはここが旧日本軍の入浴施設だったという暗い歴史もあるのです。(当時の湯船も保管されています。)
年配の方が多かったので、日本人の私たちがグループでワイワイガヤガヤとしているのを見て、不快に思った方もいたかもしれません。ですが、こちらから入浴方法について尋ねるとどなたも親切に教えてくださいました。ひと声かけるのが大事なんですよね。
現在この温泉は一部がミネラルウォーターとして販売されている利用にとどまっているだけですが、2019年にはここに公園が整備される予定だそうです。
きれいな設備ですでに適温が出るようになる反面、こんなワイルドな楽しみ方ができなくなってしまうのは、ちょっと寂しい気持ちです。有料になっちゃうかもしれませんしね。
ローカルニュースを参照してみてください。
帰り道は、足が軽く感じたのは私だけではないはず。温泉効果、てきめんでした。
自前のバケツと卵を持って行こうと思ったあなた、美ジョガーになりたい会?