くみしない 裁かない
人の相談や愚痴を聴くとき心がけているのは、「くみしない 裁かない」ということ。
ついついジャッジして正義感を振りかざしたくなる性分なので、自分への戒めです。
くみするー与する・組みする 同意して仲間になる
味方して仲間になるイメージから「組」の字は浮かびますが、「与」も使うのですね。
同意するということは、その人にエネルギーを与えることになるのか…と思いました。
以前、エネルギーのコントロールドラマ(『ご機嫌』)について書きました。
無意識に他人からエネルギーを奪って元気になったつもりの人っているものです。
自分に味方して欲しい気持ちが強いときは、自分に都合が良いように話しがちです。
この人は解決に向かおうとしているだろうか、ただ何か言いたいだけだろうか、私を味方に引き込もうとしているのだろうか…。
話し手の人格と関係性にもよりますが、片方の言い分では分からないこともありますね。
それだけ聴いて安易に与することも、「(誰々・何々)は間違ってる」と裁くことも、相手のエネルギー略奪ゲームにまんまと引き摺り込まれているかもしれません。
「ちょっと待てよ、その手には乗らないよ。」と俯瞰しながら、辛かった・腹が立った・悲しかった…そういう気持ちになったことに対しては、「大変だったね。」と受け取るようにしています。
ネガティブな感情を引きずると、心や体が傷みますものね。
早めに流したり転換したりして、成長のチャンスにできたらいいなと思います。
トラブル自体は“その人の課題”です。
話を聴いたこちらは、その先をどう考え行動するかが“自分の課題”になります。
私も昔より随分、見守ることができるようになってきました。
相変わらず毒は吐きますが、周りの素敵な方々に助けられています。
私のブツブツに付き合って聴いてくれたり、時に無言で時に言葉にして諭してくれたり。
有り難いことです。