パーキンソン病とは
2018.09.01 13:25
パーキンソン病とは、脳の「黒質」という部分の細胞が変質してしまい、「ドパミン」という物質が少なくなってしまう病気です。
「ドパミン」が少なくなると、振戦(しんせん)・固縮(こしゅく)、無動・寡動(むどう・かどう)・姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)といった症状がでてきます。
手が勝手にふるえたり、歩いている時に足がすくんでしまったり、歩幅が狭くなり、転倒しやすくなったりします。
また、仮面顔容といって、表情に乏しくなったり、字を書く時に、字がだんだん小さくなったりしてしまう事などもパーキンソン病の特徴的な症状です。
発症される方は、50歳代〜60歳代の方が多いですが、30歳代〜40歳代に発症する「若年性パーキンソン病」の方もいます。
パーキンソン病は、厚生労働省の指定難病の一つに定められています。
また、進行性の病気なので、だんだんと症状が悪化していきます。
近年、医学が発達し、良いお薬も出てきたことから、
死にいたる病気ではなくなってきています。
ただ、症状の進行にともなって、QOL(生活の質)が下がっていってしまうのが特徴的な病気です。