【スタッフブログ】永太郎【小学生編2】
どうも永太郎です。
今回は小学3年生になったあたりからのお話です。
※軽くいじめの内容があります。メンタルが弱い方は閲覧をお控えください。
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仲がよかったI君(小学生編1を参照)がいなくなり、孤立を深めた永太郎。
そのタイミングで腕っ節の強いジャイアンのような子(以後、仮名で武くん)が転入してきました。すぐにその武くんは周囲のやんちゃ連中を従え、丁度孤立し始めた永太郎に目をつけてきました。
当時の永太郎は基本的に混乱やストレスが苦手だったのでコミュニケーションを避けていましたが、純粋に誰かと「仲良くなりたい」気持ちはずっとありました。ただ、I君いなくなった永太郎には誰もツッコミを入れてくれる人がいなくなり、ただ単に永太郎はスベるだけの存在になっていました。3年生になると、クラスの中で面倒な隠キャになっていました。
そんなこんなで、あっという間に武くんの餌食に。皆さんの想像するいじめ定番コースが1年続きましたね。下駄箱に始まり、牛糞まみれ。牛糞に靴や体操服を投げ込まれ、筆箱はバキバキに折られ、色んなものを水浸しにされたり、体操服で隠れる体の見えないところをよく殴られていました。とにかく武くん曰く、永太郎が「でしゃばり」「気に食わない」「目障り」とのことでした。
武くん目線でおそらく、
会話の内容を最後まで理解出来ず永太郎が会話に追いつけず、理解出来ないので黙る→空気読まない→ムカつく?
永太郎が会話の前後の内容が理解出来ないけれど、衝動的に気を使って言い放った言葉が突拍子もなくずれていた→気持ち悪いやつ→ムカつく?
武くんがクラスメイトに指図したことを永太郎だけが理解出来ていない。→無視していると勘違いされる→永太郎が「舐めている」と、思われていたんでしょうかね。
この頃はとにかく訳がわからず周囲からウザがられている理由が理解出来ませんでした。明らかに周囲との違いを感じ始めていた永太郎は親に相談したところで、「足も耳も目があるから健常者。お前はおかしく無い。」と、言われてしましい全ては永太郎の杞憂だと言われ続けました。
障害面については低学年の頃から引き続き、悪化のまま。
いつ武くんから殴られるか恐怖だし、でしゃばったことを言ってしまわないように、早く学校から逃れたい一心で多動とそわそわ感がより強く出て授業どころではありませんでした。そのような抱えきれほどのストレスがあり正常の判断ができていなかった時に、感情が爆発してしまいし学校の窓ガラスを素手で割ってしまい手首の血管を切ってしまいました。そして生まれて初めて手首から滴り落ちる自分自身の血を見て、ああ傷口が熱い。永太郎にもこんな赤い血が流れていたのかと逆に冷静になっていた記憶があります。
その一方で、毎週開かれる公民館での工作教室だけが心の救いでした。学校が終わると逃げるように飛び出し、公民館に駆け込むように必ず参加をしていました。教室のN先生、Y先生はじめ多くの先生方には本当に心を救われました。学校のように周囲に気を使わず、本音が言える。工作教室が学校になればいいのにと、何度思ったことか。
学校のように暗黙のルールがないので、永太郎の障害特性的にも居心地が良い場所でした。
教科書(文字)や口頭で無理に覚えない、視覚的にものを見て、自分のペースで筆やノコギリを動かし工作をする。ようやく自分が人並みにできることが分かった瞬間でもありました。
そこから美術が改めて好きになり、3流大学でデザインを専攻するきっかけになった瞬間でもあります。
その頃から永太郎のメンタルは「最低最悪」から「悪い」へと若干ながら改善していきました。
幸運?なことに4年生に進級した際にがクラスが2つに分かれ、武くんと取り巻きとは別のクラスになりました。また、武くんが永太郎に対し表立ったことを行わなくなったのも大きい出来事でした。
(それでもまだいじめの影響は少しはあったのですが…)
ですが、4年生進級後は新たに別の問題が入れ替わりに発生してしまいます。
【小学生編3】に続く…