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スズランの日

2018.05.01 06:36

本日5月1日はフランスで「スズランの日」です。ちなみにフランス語でスズランはミュゲ。

日本のスズランよりも花が大きく香りも強いドイツスズランを指します。学名Convallaria majalisは5月のスズランを意味し、まさにその通りといったところ。純白で涙の様な形をしていることから聖母の涙と言われることもあり、祝福の象徴として5月1日にスズランを友人や家族に送る習慣があるようです。


スズランの生花の香りはローズ、ジャスミンと並ぶ3大フラワー香気と言われながら、花摘みなどの手間がかかるうえに抽出された香りは生花からは程遠いため、実はスズランの香りは合成香料でしか存在しません。

私が持っているパウダーの香りも香料の成分の中にリリーオブザバレー(スズランの英名)が表記されていますが、主にローズやイランイラン、ゼラニウムで、生花の香りのイメージに近くなるよう配合されているようです。スズランの花の香りを特徴付ける香気成分の特定が困難な為、「イメージした香り」にならざるを得ないと言った方がよいのかも知れません。

夏さながらの陽気でスタートした5月ですが、グリーンの葉と風に揺れる白い花を想像すると、なんとも清々しく心地よい気持ちになれますね。


<リリーオブザバレー>

ペンハリガンを手にしたのは、会社員だった頃にロンドンへ1人旅に出かける際に先輩からお使いを頼まれたことがきっかけでした。リリーオブザバレーがいいなぁと思ったのは甘すぎない香りと、発売年1976年が自分の生まれ年と同じだったから。パウダーは現在廃盤のようで残念です。