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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission5-⑤

2018.05.01 22:00

ビュゥゥゥゥ…





南極点・一日中太陽が沈まない白夜(びゃくや)…





容赦なく荒れ狂うブリザードの中で、RYUJIの金髪が舞っている。





マイナス30度、地球上で最も寒い環境の中で行われている耐久試験…





息も凍りつく極限の環境で、立つこと3時間が経過しようとしていた。





RYUJIを撮影しているドローンからはリアルタイムで、ロボット工学研究所に映像が送られてくる。





「このブリザードの中では、ドローンの方が持ちません!」





ドローンを遠隔操作している研究所員から通信が入った。





雅「RYUJIの姿も映像では捉えにくくなっています」





恭介「わかった。180分で終了しよう」





モニターでも、白いブリザードの中に立つ微かな黒い影が映るのみになった。





恭介「RYUJI、聴こえるか?耐久試験終了だ。戻っていいぞ」





RYUJI「……no sweat」





雅「なんて言ったんだろ?」





恭介「大したことない…か」





雅「表面の皮膚は生でしょ?」





恭介「ああ…」





雅「生身の人間だったら外出禁止で基地から一歩も出れない状態…」





恭介「隊員と同じ専用の防寒着は身につけているが…」





恭介に聴こえない位の声で、雅が呟いた。





「凍傷にでもなればいいのに…」





to be continued…