バネ指の話しになったので・・・４

次は治療です。

動画をご覧になって頂くとわかると思いますが、鍼灸の穴で言えば右足のSP6(三陰交)を前下向き方向に刺激しました。

一瞬触れる程度に刺すと首の筋力も戻ります。

前腕や上腕の緊張は首の緊張とつながっているので圧痛もなくなり指の動きが変わったのがわかります。

鍼灸の治療は意識が関係します。

術者が何を思って治療をしようとしているのかが重要であって、鍼の指す場所や刺激量は厳密ではありません。

私の場合、殆ど意識による治療です。

右の前頚部の筋肉を調整することを意識しながらSP6(三陰交)に鍼を接触したという行為が首や肩、胸上腕、前腕、手首、指まで影響を与えます。

そういう関係性をしっかり意識して治療するというのがとても大事にしている治療です。

まずは緊張がとれ動きが良くなることを目指します。

また普段の動きに注意してもらって筋肉の使い方を意識してもらいます。

やはり最終的には本人の意識が重要です。