魂からのメッセージ

とあるきっかけで「フラ」に出会ってから
ただただ夢中で走り続けた日々。
気付けばスタジオには多くの生徒たちが集まるようになっていました。

「もう趣味サークルの域ではないね。いっそ教室として正式にスタートしてはどう？」
そんな声も耳に入るように。

(製菓の専門学校やカフェをオープンする時は
 自分の願いがまずあって、それを叶えたくてひたすらに走ってきて。)

(こんな風に人から提案されて叶えたくなった夢は初めてだわ。)
(どうやって叶えていけばいいんだろう。)
(フラは大好きだし、よし、やってみようかな！)

ともみはそんなことを考えていました。

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そんなある日のこと。
とあるセラピーを受ける友人に付き添いで出かけることがありました。
ところが、話の流れでともみも受けることに。

そのセラピーは心に足かせになっている情報を探り、それを断ち切るというものでした。
特に聞きたい事もなかったので、内容はセラピストにお任せしました。

前世など色々教えてもらったのちに、印象的な言葉を受け取りました。

「あなたはこれまで、暗く寒い場所で凍えている状態だったけれど、
   今は森の奥の泉の前に着き、その泉の底から
   沢山のキラキラ光る宝石のようなものを見つけている。
   そんな状態に変わりましたよ」

「？？？･･･」

良く分からなかったけれど、
状況が好転したこと、
今、私には森の泉から
沢山のキラキラ光る『何か』が湧いているのだ！

ウキウキとした気持ちで
受け取った言葉を胸にしまって帰路に着きました。

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それから数日
年に一度の一大イベント、フラの発表会準備に追われ、
セッションの記憶は影を潜め、思い出すこともなくなっていきました。

ところが、
思いがけない形で再びともみの前に姿を現します。

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フラの発表会当日のことでした。
無事終了を迎え、生徒さんと楽しく打ち上げ中のひととき。
話題は以前から出ていた教室名を考えることで盛り上がりました。

生徒達は楽しくイメージを膨らませながらキーワードを言い合います

「森はどう？」
「森の中にこんこんと湧き出る泉とかもいいよね」

！！！

(えっ？えっ？ちょっと待って・・・)

(『森』･･･『泉』･･･。
  それってこの間セラピーで言われた言葉と同じだ･･･)

(みんな、なんで知ってるの･･･？)

(･･･あれっ？もしかして、
 あまりに忙しかったから私、みんなに話したこと忘れちゃった？)

記憶に自信が無いまま、
おずおずと先日のセッションで言われた内容を切り出すと、
みるみるうちに皆の目の色が変わり、表情も高揚していくのが伝わります。

「ちょっとー！！それって、『シンクロ』じゃない！？」
「もう教室始めるしかないね！」
「教室名もそのキーワードで間違いないよ」

みんなが自分の事のように喜び、興奮して教室実現化に向けてアイデアを惜しみなく出してくれている。 機械科の高校で発見した時のように、 今私には宝石のようにキラキラと輝く『仲間』や『アイデア』、『ワクワク』、『喜び』がある！ セッションで言われた言葉の意味が、今 分かった気がしました。


(･･･サワサワ･･･ソヨソヨ･･･)
(･･･タクサンノメグミ、モッテタネ･･･)
(･･･ミエナイセカイデモ、モッテルノニネ！･･･)
(･･･シー！･･･ソレハキヅクマデのオタノシミ･･･)

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セラピストの言葉と、仲間たちの後押しから「啓示」だと直感したともみは
このことをきっかけに教室名を考えました。
といっても、すんなり決まった訳ではなく･･･。
ここにも素敵なストーリーがあるのですが、
それはまた「教室名誕生編」でお届けしようと思います。 

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つづく