第7回勉強犬作文祭のお知らせ
さぁ、始まりました!不定期で行われる勉強犬作文祭。
第7回となる今回のテーマは「犬」でございます!
うんうん、なぜ犬なんだという声も聞こえてきそうですが、勉強犬が主催する会ですから、なんだか原点に戻った感もあっていいですね。
テーマは「犬」ですが、今までの作文祭同様、どんな使い方をしても自由です。タイトルも自由ですし文中への挿しこみ方も自由。犬って言葉を使わないなんて方法ももちろん大アリです。とにかく「犬」を起点にして、考えること書くことを楽しんでいただければ幸いです。
これまた過去の作文祭同様、ご紹介したい作品はこのブログで記事にさせていただければと存じます。素敵な文を共有して楽しみましょう。
早速数名の生徒たちにも課題として出しました。力作が出来上がってくることを楽しみにしています。
なお、応募は公式LINEもしくはメールやTwitterにて。要はなんでも私に届けばOKと言うことです。
それでは、オープニングアクトとして、犬にちなんだ作品を挙げて告知をおしまいにしましょう。
窓から外の景色を見るのが好き。
変わっていく風景を眺めながら、色んな事を考える。
楽しいことも、楽しくないことも。なんだか眠くなったら、あくびを一つ。
いつまで一緒に居られるだろう。
何度も浮かべた、一番の心配事。
私は今、大好きなあなたと一緒に暮らせているけれど、
これが永遠に続くはずがないってことは、私だってわかっている。
いつも何処にでも必ずお別れはやってくる。
二人で散歩をした春。
花粉症のあなたは少し嫌々だけど、
ちゃんと私の寄り道に付き合ってくれた。
悪戯をして叱られた夏。
でも、その後のいつもより豪華な食事に、
あなたのやさしさを感じたよ。
車で遠出をした秋。
世界の広さと素晴らしさを感じながら、
これからもあなたと色んな所に行けたらいいなって思った。
落ち込むあなたに寄り添った冬。
「重いなぁ」って少し迷惑そうだったけど、
きっと喜んでくれていたよね。あなたは笑っていたから。
生まれてから死ぬまでの間、
私は、あなたと居る時間を一番大切にしたよ。
一番、幸福な時間。
大事にしたまま、先に行くね。
窓から外の風景を見るのが好き。
あなたが帰ってくるのに、一番先に気付けるから。
私は、あなたが帰ってきたのを見つけて、一目散に玄関まで走って行くんだ。
いっぱいの嬉しい気持ちを込めて、しっぽをブンブン振りながら、
何度も「ただいま」って言うんだ。
その言葉はあなたには伝わらないけれど、
あなたが「よしよし」って頭を撫でてくれる。
たったそれだけで、すごく幸せなの。
同じように、きっと伝わらないけれど。
私の言葉はあなたには届かないけれど。
それでも。
あなたに抱えられながら、最後のお別れをするこの時に、
楽しかったよ、嬉しかったよ、ありがとう、ごめんなさい、
それにさようならの気持ちだって全部込めて、私はつぶやくの。
「あなたが大好き」
わん。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
楽しみです。