当時スターの辰吉をノックアウトした天才
2018.05.03 11:43
どうもこんにちは。阿加井秀樹です。
私も大好きなタイの英雄「ウィラポン」についてお話しようと思います。
ボクシングファンなら誰もが知るウィラポン。
タイの国民栄誉賞を4度も受賞しているタイのスターです。
90年代には辰吉丈一郎の挑戦も2度も負かしたことで日本でも一躍有名になりました。
タイの国技であるムエタイで3階級制覇を達成し、その後、ボクシングへ転向したウィラポン。
1995年にはなんと4戦目にしてWBA世界バンタム級王座を獲得。
これはとても凄いことで、センサク・ムアンスリンの3戦目での世界王座奪取記録に次ぐ、4戦目での達成をします。
1996年1月には初防衛戦で元WBC世界スーパーフライ級王者ナナ・コナドゥと対戦し、わずか4か月で王座没落してしまいます。
その後、タイトル戦はなかったものの16連勝中11KOを果たし、2度目の世界戦を行うことに。
対戦相手は当時、WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎。
辰吉にとっては3度目の防衛戦でしたがウィラポンの右ストレートが左こめかみに炸裂します。
当時大人気だった辰吉を失神KOに追い込んだのです。
3年後の1999年には辰吉と再戦しますが、ウィラポンの圧勝で辰吉は現役引退を表明しました。
全盛期のウィラポンは間違いなく最強のボクサーと言っても過言ではありません。
ではまた。
阿加井秀樹