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ペンと非暴力

抵抗する動物たち─グローバル資本主義時代の種を超えた連帯

2023.02.18 10:22

[原題:Animal Resistance in the Global Capitalist Era]

サラット・コリング著

四六判並製、316ページ 青土社、2023年


動物たちは人間の抑圧に抵抗する。

その振る舞いを政治的・社会的観点から分析し、

抵抗の背景をなす構造的不正を明るみに出す。

行為主体たる動物たちの〈声〉を聞く

ポスト・ヒューマン時代の動物論。

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【目次】

緒言

謝辞

序論

第一部  なぜ動物たちは抵抗するのか

 第一章 動物の抵抗を想像する

   動物たちの越境/動物たちの攪乱/政治的動物

 第二章 動物抑圧の社会条件

   動物の飼い馴らし/動物の植民地化/動物資本/

   動物事業と現代の暗黒郷/グローバルな畜産業と環境不正

 第三章 動物たちの抵抗理由

   自己防衛/愛と繫がり/復讐と憤慨/孤独と退屈/生きる意志

第二部  いかに動物たちは抵抗するのか

 第四章 動物たちの社会的・政治的行為者性

   動物の境界破り/動物の世界形成/動物の意図性/動物労働

 第五章 動物の抵抗方法

   脱走/動物解放/報復/日常的反抗

 第六章 野生の中へ

   境界線上の牛たち/野生の居所を見つける/

   野生化集団の形成と定着/危険な環境を生き抜く

第三部  何(の始まり)を求めて動物たちは抵抗するのか

 第七章 動物の抵抗に対する人々の反応

   個を目撃する/抵抗の過小評価/離れゆくよそ者たち/

   反逆者の商品化/動物たちの擁護

 第八章 サンクチュアリ

   動物サンクチュアリとは何か/サンクチュアリは動物たちに何をするか/

   サンクチュアリは世界のために何をするか/サンクチュアリでみられる動物の行為者性

 第九章 成果と多種連帯

   相互連結した闘争を認識する/脱搾取による脱植民地化/

   動物たちのための再野生化/動物の抵抗者たちに加勢する

結論

訳者あとがき

出典

動物名・人名索引