壁紙張替え① 下地の凸凹に注意!
壁紙張替のトラブルで最も多いのが、
壁紙が下地を拾ってしまい仕上がりがに影響してしまうというものだ。
施工後トラブルにならないためにも、様々な回避策、営業マンの
体験談を詳しく紹介していこう。
下地を拾ってしまい仕上がりが凸凹に…。
回避策としては、壁の構造や下地の状態を事前によく見ること。
そのままでは仕上がりの美観を損ねてしまう場合は、
下地の調整や場合によっては下地から張替えが必要になる。
クロス選びもなるべく厚手で柄物や素材感のあるものなど、
下地が響かないようなものを選ぶのが望ましい。
また既存の壁や天井の種類によって、そのままでは壁紙を張ることが
できない場合もある。中には張替えの際、既存の壁紙が剥がれにくく、
膨大な時間と手間がかかってしまうことも。
現場調査では、壁紙が張れる箇所なのか、既存の壁紙は剥がれやすい
かどうかなどの確認も忘れずにしておこう。
営業マンの体験談
新しい壁紙で不陸が目立つように…
広いLDKの天井で、下地ボードの継ぎ目ごとにかなり不陸がありました。
既存の壁紙は汚れていたので目立たなかったのですが、張替えたことで
不陸が分かるようになってしまいました。
艶のない壁紙を張れば、もっと目立たなかったと思います。
(某営業マン談)
過去の張替履歴も確認
頑張って張ったにも関わらず、照明の当たり具合で壁紙に影が
出来てしまうことがありました。
現場調査では、不陸調整が必要な壁かどうか、
過去に複数回張替えた現場だと下地を拾ってしまうので、
張替履歴も確認します。
壁紙を提案する際は、下地を拾いやすく張りづらい壁紙は選んで
いただかないように、こちらから候補を選定しておきます。
石膏ボードの下地が光の入り方によって目立つ場合があり、
お客様に説明しましたが理解を得られずに、張替えることになりました。
(某営業マン談)
壁紙の厚みも考慮が必要
下地の確認ができていず、厚みのない壁紙を採用してしまいました。
下地を拾ってしまい、張替えとなってしまったことがあります。
(某営業マン談)
施工前にお客様への説明は重要
下地にクラックが入っている場所や、そこに対しての施工方法や
その後のリスクをお話することが後回しになってしまった為、
お客様から先にご指摘頂いてしまったことがあります。
(某営業マン談)
施工後の仕上がりを、お客様に満足していただくためにも
仕上がりに影響がないか、壁面下地の確認、壁紙の厚みなどを考慮し、
事前にお客様へ説明および相談することが大切だ。