何度も騙される理由はマイワールドにあった!!
今日は3年前から月一のペースで続けているセラピストさんの個人セッション。
「今日は何をテーマにしますか?」
とのセラピストさんの問いに、すかさず直近の失恋の話を打ち明かす。
「何より一番辛いのは、私に気を持たせておきながら、同じチームやフロアの複数人の女性とデートしたり付き合っていて、自分にとって都合が良い時だけ、甘い言葉で私を口説いて、寝ていたこと。『俺が好きなのは○○ちゃん(私の名前)』『○○ちゃんが好き』『ずっと一緒にいたい』『ずっと大切にします』『俺が守る』『支えたい』『彼女はいない』・・・
私は彼の言葉を信じて彼を受け入れていた。
都合の良い女に成り下がって、ナメられていた自分が何より悔しい。
そして、2年間という時間が取り戻せないことが悲しくて悔しい。
高校生や大学生や20代前半で経験するような恋愛の痛手を今更経験して、
41歳にもなって未だに独身な自分が悲しくて悔しい。」
一通り聞いた後のセラピストさんは、
「自分から離れて下さい。その経験をした人が自分じゃないとしましょう。
その人はどのような人でしょう?
すごく仕事に一生懸命で、恋愛経験もそんなに多くなくて、相手を一途になって人の意見に耳を貸さず、本当は不誠実な相手を誠実だと思って失恋した人は、どのような人でしょう?
どのような人だから、41歳にもなって高校生が負うような失恋の経験をしているのでしょう?」
私:「思い込みが激しい。不器用で馬鹿だから。純粋。自分の世界にだけに住んでいるから、ありのままの相手の本当の姿を見れないから。世間に疎いから。」
セラピスト:「その人は、なぜ、本当の相手の姿を見ることができないのでしょう?」
私:「世の中、みんないい人だと思っていたから。自分が相手に対して誠実に一途でいれば、相手も絶対に応えてくれて、絶対に騙すはずないと思っているから。両親も親戚も皆いい人で、いい人にしか囲まれて育ってこなかったから、平和ボケしているから。マイワールドで生きているから。」
セラピスト:「○○さんは形容詞が多すぎるので、説明するために言葉を増やす必要はなく、できるだけシンプルに最小限の言葉だけ使って下さい。
言葉を増やす分だけ、その言葉の方に引っ張られてしまっているようなので、思考をシンプルにするために必要です。
彼女の世界観、マイワールド、投影ワールドは、
『世界は皆、いい人。私を利用したり騙す人は居ない。』
で良いですか?
その世界観は、何を意味しますか?
これは正解探しではなく、自分をどう見ているかを調べているところです。」
私:「現実はもっと厳しいのに、自分の思いこみが激しすぎて、マイワールドで、現実を見ずに平和ボケしているから、痛い目に遭う。赤ずきんちゃんのように、本当はお婆さんのフリをしたオオカミなのに、いい人だと信じ込んでいるから。」
セラピスト:「『どんな人でもいい人だって思う彼女』はどのような人ですか?」
私:「バカだと思います。それで痛い思いして辛い思いするのはバカだと思います。」
セラピスト:「この人はもう一回経験したら、次はもう大丈夫そうですか?『この世の中は、自分が思い込んでいた『いい人』だけではなかったんだ。自分を騙す人も居るんだ。』と思ったら、次はもう大丈夫そうですか?この人は今後、どうなっていきそうですか?」
私:「『今は本気で次は騙されないぞ!』って思っているけど、根本がマイワールドで世の中の現実とはズレた世界観で生きているので、また騙されそうです。」
セラピスト:「なぜ、彼女はマイワールドから出ようとしないのでしょうか?」
私:「この世の中が汚くて醜くてドロドロしているのを感知して、汚い世界から自分の身を守ろうとしているから。」
セラピスト:「でも、そのマイワールドから出ないことで、結果として傷ついているのですね?こんなに傷ついているのに、なぜそんなにも頑なに自分の世界から出ようとしないのだと思いますか?」
私:「その方が彼女にとって居心地が良くて楽に生きれるから。」
セラピスト:「では、また騙されるとしても、自分が作った世界観で生きている方が楽で居心地がいいのだったら、彼女に何を言ってあげたいですか?」
私:「それが自動的に起きている感じがするから、もう仕方ないんじゃない。そう言うキャラで一生このまま行くしかないんじゃないって言う・・・。」
セラピスト:「それは、どんな感じで言っていますか?見放した感じですか?」
私:「はい。」
セラピスト:「何故、彼女を見放したいのですか?」
私:「自分の殻に閉じこもって周りを見ようとしないから、外の人から見たらシャットアウトされたような気がして関わろうと思わなくなる。本当の世界を見ようとしていないと思うと、関わりたくなくなると言うか・・・。」
セラピスト:「自分の殻から出なかったら、また人から傷つけられることが火を見るよりも明らかなのに、絶対に外に出ようとしないのですよね?その方が痛くても居心地よくて楽に生きれるから。観客席の人たちは、この人を見放している感じですか?」
私:「はい。本当の世界をリアルに感じようとしたり、見ようとしないから。
『傷つくことの恐れの方が先に立ってしまって、汚いものは排除して綺麗なところだけしかないマイワールドに引きこもっているのだったら、もういいわ。』
と外の人は突き放したいと思っています。
『実際の人間は汚いところもあるし、醜いところもあるから、関わり会えなくなる。』と周りの人は感じている。」
セラピスト:「この人は外の世界をどう見ていますか?」
私:「この世の中は、綺麗なものだけじゃなくて、汚いものや醜いものや厳しいものもある。」
セラピスト:「それが彼女の投影ワールドだって分かります?彼女の解釈だと分かります?
彼女がそのような解釈を持っていたら、汚いものや醜いものや厳しいものから身を守ろうとして、『この世は綺麗なこと、良い人ばかり』だと言うマイワールドに入り込むのはすごく自然なことだと思いませんか?
『マイワールドを崩して、一歩外に出てしまったら、汚くて醜くて厳しいものに触れしまって、自分が傷付く』と言う投影ワールドがものすごく頑なだ、と言うことが分かりますか?
この投影があったら、もう自分の世界以外に住むことは危険であることを意味するので、もう出れませんよね?
だったら、この人がマイワールドに住み続けることは、当たり前の姿だと言うことは分かりますか?」
私:「はい。」
セラピスト:「自分の世界を崩せない頑なな理由があることが分かりましたね。
でも、自分の世界から出ない限り、外の世界をクリアに見ることはできませんよね?
であれば、やはり、どうしてもまた騙されてしまうかも知れませんね。」
私:「はい。」
続く。