Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

HECP0357

「ヒュッゲ(hygge)」な時間を共有する、ホームビジット方式のパブリックネスな「家」

2018.05.05 08:16

「ホームビジット」は、国内外の旅行者が一般の日本人の家庭におじゃまして、宿泊を伴わない短時間の訪問のことをいい、夜ごはんやランチだけを体験することができるアクティビティです。だいたい食事の時間帯を避けた2~3時間、長くて半日程度を普通の家庭で過ごし、日本人の日常生活を理解してもらおうというものです。「どんなふうに歓迎しよう?」と考えるでしょうが、お客様扱いや特別なことをする必要はありません。家族の一員として迎え、一緒に食事をしたり、おしゃべりをしたり、普段着のまま、気楽に接することが大切です。

デンマーク人に「デンマーク人にとって、一番大切なことは?」と聞くと、たいてい「ヒュッゲ(hygge)」という答えが返ってきます。そのあとには必ず「これは、外国語には訳せないよ」という言葉が続く。その時の表情には、デンマークの文化に対する誇りと懐かしさのようなものが混ざっています。たとえば、誰か親しい人の家によばれて、食事を食べたり、コーヒーと手作りのケーキをいただいたりして、ゆっくり時間を気にせずに、心ゆくまでおしゃべりし、軽い冗談を言っては笑ったり、心がくつろいで、なんだかぽっとあたたかい気持ちをその場にいるみんなが共有しているなあ、という感じ。を言います。

ホームビジットをする人(ビジター)も緊張していますから、ちょっとした気配りを忘れずに迎えてあげましょう。ですから、家が狭くてホームステイの受け入れができない家庭や、外国人を迎えるのにまだ不安を感じている方にとっては受け入れやすいでしょう。もちろん、外国人だけではなく、日本全国の日本人の方のご訪問も大歓迎です。

肩肘はらず、シンプルに。いつものコモディティの中に、取り入れてみませんか。はりきって普段と違うおもてなし料理を作って迎えるわけではなく、毎日おうちで食べている、コモディティの家庭料理を用意します。たった数時間。しかも、いつものごはんを一緒に食べるだけ。たったこれだけのことだけど、自宅にいながらにして世界中の様々な人と過ごす時間は新しいライフスタイルになるはずです。〟