確かに、2018年になって、政府が『働き方改革』の一環で、2つの仕事から収入を得る働き方を積極的に提言したり、その結果副業を推進する企業が増えたりしていますよね

八田「そうなんです。そして、複業プロデュースをやり始めた理由はもう一つあります。実は、自分自身も一度挫折を味わっているんです。というのも、大学院を中退し、独学で公務委員試験に合格して県庁職員になりました・・・が、そこでの仕事がまったく合わず、自分の好きな事をしていない！というストレスから適応障害を発症しました。自分自身の経験からも、同じように苦しむ人を少しでも減らしていきたい！そういう思いから、複業プロデュースを始めました。」

なんと…。八田さん自身も上手く行かなかった過去があったんですね。そういった経験があったからこそ、今の活動があるんですね。

■複業と副業は目的が違う

ところで、「フクギョウ」という言葉にも色んな意味があるように思えるんですが。

八田「そうなんです。ご存知のとおり『フクギョウ』は副業と複業の2種類あります。私見ではありますが、この2つはそれぞれ目的が違います。

前者の「副業」は、お金を稼ぐことを主目的とした働き方です。お金を稼ぐことを主としているので、そのための手段は、自ずと限られてきます。

後者の「複業」は、いわゆるパラレルキャリアです。これは、生きがいややりがいといった自己実現を主目的とした働き方です。」

なるほど！どちらも大切な要素だと思いますが、意味を捉え違えると、目的がずれたり、誤解が生じることもありそうですね。

八田「そうですね。今回私が扱うのは、後者の『複業』です。」

■参加して欲しいのは、真剣に自分の人生と向き合おうとする人

実際八田さんがこの仕事を始めて、これまでどういった方々が参加されましたか？

八田「多かったのは、30代後半から40代前半の女性です。近年では、女性の社会進出なども謳われてるため、意欲的に参加してくれた方が多かったです。また、参加した方のモチベーションは、好きなことを仕事にしたい、得意なことで収入を得たい、或いは自分の好きなことが何かを明確にしたい、と様々でした。」

今回、どういった方々に参加してほしいですか？