Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

subea すべあ

【意味が分かると怖い話】親切な医者

2018.05.06 14:00

脳死が確認されて二週間を経過した彼の皮膚細胞は、 

無数のチューブに繋がれ、

人工呼吸器と点滴によって生き続けていた。 

しかしそれも、昨日までの話。

彼は死んでしまった。 

「すみません。手は尽くしたのですが…」 

お医者さんはとても悲しそうな顔で告げた。 

彼の亡きがらを抱いた時、とても軽くて、

苦しかったんだと思う。 

でも、もう苦しまなくていいんだよ?楽になれたね。 

「………治療費は結構です」 

決して裕福とは言えない私の状況を察してか、

なんて優しいお医者さんなのだろう。 

私はすぐに泣いた。

「……遺体を見るのは辛いでしょう」 

お医者さんがシーツを被せる。 

「……思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」 

この一言で私は立ち直れた。 

ありがとうございます。お医者様。 












【解説】

とても軽くなっていた遺体。

この医者は彼の臓器を売買していた。

だから医療費も取らず、早く火葬するのを勧めた。