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Evidence Based Physical Therapy - 理学療法士 倉形裕史のページ

留学に興味のあるリハビリ職種の方々へ。(参考になるかわかりませんが、私の現状やら過去やらについて) ①

2018.05.07 22:30

おはようございます。夢のまち訪問看護リハビリステーション 都賀の理学療法士の倉形です。


以下に書くことは、私の所属先などとは一切関係のない私の私見であり、文責は全て倉形個人にあります。


留学に興味のあるリハビリ職種の方はたくさんいるんじゃないかと思います。漠然とした希望から、超真剣なものまでグラデーションはあると思いますが。。。


私は、養成校時代、優秀な学生ではありませんでしたし、アカデミックの世界でも何も爪痕は残せていません。就職してからも常に順風満帆だったわけではないです。ただ、現在はキャリアの中で失敗を重ねながら培ったスキルを使って、いわゆるワールドスタンダードのリハビリを顧客に提供できていると自負しています。これが卑屈になるわけでもなく、過度に自分を大きく見せようとするでもない自分の現在地だと思います。


同じようなスペックの方に役に立てばと思いまして、恥を忍んで現状やら過去の歩みについて書きます。


私が今回、留学など、キャリアを中断してでも何かにチャレンジしたいあなたに伝えたいのは、

 『重要な決断であればあるほど、コストを掛けてでもその道のプロの意見を聞きに行くほうがいい』ということです。


自分一人で考えたり、インターネット上の質の担保されていない情報(個人のブログや留学エージェント会社のポジショントーク)などで意思決定をせずに、直接大学院に問い合わせたり、信頼できるエージェント会社と相談するということをやった方が後悔しないで済むんじゃないかと思います。


 巷(?)にはまことしやかに囁かれている留学に関する情報がたくさんあります。例えば、一般的に海外の大学院に進むためにはGPAが3.0以上は最低必要というのが一つです。それこそ、ハーバードやオックスフォードのような超名門校は、GPAが4.0(つまりオール優)とかもざらにいます。でも、後でまた書きますが必ずしもGPAが3.0なくても合格できることがあります。特に海外の大学院は、ペーパー試験ではなく、①職歴(経歴)、②学部時代の成績、③推薦状、④英語力(、⑤場合によっては面接などのインタビュー) の総合得点で決まりますし、色々交渉の余地もあります。合否判定のスタイルがシステマティックでないと言うことは、逆に言えばこちら側が不測の対応を迫られて翻弄されることもあるということですが。。。私が受けた学校の一つは、提出書類のリストに入ってないのに、ケースレポートのようなものを追加で提出するように求めてきたりしました。・・・・出しましたが、不合格でした。

 

 私の現在の位置は、University College London(UCL)のMSc Physical Therapy in Musculoskeletal Healthcare and Rehabilitationというコースからconditional offer(条件付き合格)というのをもらっています(条件付き合格に関しては下記注参照)。7月から8週間のpre sessional English コースというものに参加して、合格すれば晴れて入学、ダメなら帰国です。昨年の9月に入学予定でしたが、英語の点数(IELTS バンドスコア 7.5)を満たすことができず、帰国しました。1年間は合格を持ち越せるので、もう一度チャレンジすることにしました。ラストチャンスです。というのが現状です。つまり語学研修で10週間ロンドンに滞在したというだけで、まだ何もイギリスの大学院で学んできていません。ですので偉そうなアドバイスは何もできませんが、『留学を考えたことはあるんだけど、そもそも、どんな風に動き出せばいいのかわからないな~』という人には役に立つかもしれないと思い書いてます

(注)イギリス、オーストラリアといった英国圏の大学院はどこも条件付き合格制度というものがあります。英語以外の条件が合格基準に達していると認められれば、『コース開始までに英語の基準を満たしたら入学させてあげますよ』という形の合格通知をくれます。通常3~4月ごろまでには合格通知が来て、コース開始が9月からなので、『そこまでに英語の方もなんとかしてね、お願いね』ということです。


長くなりそうなので今回はここまでに。

最後までお付き合い頂きありがとうございました

  理学療法士 倉形裕史