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わたげの飛ぶ日 主婦のデジタルマーケティング修行日記

スタートアップウィークエンド鳥取 ノープランでフィニッシュか?前編

2018.05.06 22:01

スタートアップウィークエンド鳥取に参加しました。

優勝!大成功!の話ではありません。

脂汗の出るような低空飛行で胴体着陸の話です。

人は成功した話より失敗した話に耳をかたむける…ということで、

ブログとして記録に残すことにしました。

スタートアップウィークエンドとは

参加者各自が新しいビジネスプランを持ち寄り、実際にそのプランで起業ができるかを競うイベントです。

参加者が自分のビジネスプランを1分で皆にプレゼンし、票の多かったものでチームを作って3日間でリアルな事業の形にしていきます。


私の今回の目標

子供のための教育は事業化できるのか?

会社の仲間ではない赤の他人の中で自分の意見を伝える

この二つを目標に掲げて動きました。

私も子供の勉強の悩みがあるので、これを解決するには子供の意識改革が必要なのかと考えて、そういった意識改革のできるチャンスとなる事業が作れたらと考えてました。


しかし、これが地獄のロードの始まりでした。


後者は、私は他人の意見に巻き込まれやすいので、よく見知った会社の仲間をあえて絶って他人の中に入って立ち振る舞うという修行です。


子供のためになる教育事業の危うさ

私の提案した子供のための教育の事業プランは落ちてしまったものの、

他の方の教育系事業に賛同して6人のチームを作りました。

夜の学校という、子供だけでなく保護者や地域の方を巻き込み誰もが先生となって夜の学校で教鞭を取るというイベント的な事業でした。

チームを作ったときは、教育系を仕事に持ち現場を知っているひとたちがおられ、すごく良い事業ができる!と期待しました。


立派な理念をつくり、社会から必要とされる教育とは何かを話し合い、今の子供たちのためにできることは何かをあぶり出しました。

心は1つに!すごい!カッケー!


しかし、すごく単純なことで「詰み」が見え始めました。


それは子供本人の悩みを解決する事業なの?お金を払ってまで解決したいことなの?

子供のための教育事業は、子供と親の同意がなければ成り立たないのが前提。

子供本人ではなく親の悩みで、親の悩みを子に押し付けるという、エゴ的な自己満足の事業の可能性が出てきました。


また、子供本人が悩んだとしても、子供がお金を直接払うわけではありません。

あくまでお金を払うのは親です。親との合意がなければだめです。

こういったターゲットとお金を払う人が別々の状態をリクルートタイプと言うそうです。

事業として非常に難しいタイプとのこと。

双方の同意なくお金が払われる事業とは、極端な例えですが、この事業にお金を払わないと死ぬとか、人生がめちゃんこになるとかの事業です。

実例として、塾は子の人生がめちゃんこになる可能性を回避したいから親が行かせる事業です。絶対に必要な状態なのです。


単発教育イベントは利益が出にくい

また、教育系イベントは高額のものは少なく、利益をあげるのは難しい。

また、継続したサービスではなく、単発サービスなので安定した利益にしにくい…。

そして、それにかかわる人の人件費などとてもカバーできない。

ここでボランティアをお願いしたり、 

税金や財団法人などのお金で何とかカバーしているのです。

衣食住足りて礼節を教えることができるといったところでしょうか。

これが1回目の詰みでした。


その後、二転三転してこのプランで行こう!というのが出てきました。

しかし、私が収支を軽く計算すると何やらやばい数字が…。

ほかの方にも計算してもらうと、莫大な赤字と莫大なノルマが発生。そして役目を果たした商材が顧客にとって大量のゴミになるという構造…。


2回目の詰みが訪れたのは、2日目の夜2時半でした。

もはや頭が回らなくなり、言葉も中々出て来ません。


全く美しくない夜明けが訪れた


その後も喧々諤々の議論が続きましたが、収益の出るプランにならない。破綻が見える。


窓の外を見ると真っ暗だった空がコバルトブルーに変わっている。


時間は待ってくれない。


このままノープラン、ノー発表で終わるなら、もう会社に行けない。

今の会社でマーケティングについて様々な専門家にびっしり教えていただいているのに、もはや面目が立たない。よどんだ気持ちがふとよぎります。


つづく


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ぜひ手にとって、ご意見をお聞かせください。