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Cinecamera Journal

ジェローム・セドゥー=パテ財団

2018.05.07 05:05

( 建物外観/ゴブラン大通り)

パリの蚤の市では、古いムービーフィルム(撮影後)が売られていたが、パーフォレーション(穴)の配置がフレームとフレームの間(フィルム中心部)にあり、みたことが無くて何だろうと思っていましたが、これが「パテベビー」の9.5ミリフィルムであった。9.5ミリフィルムは、8ミリフィルムが登場する前(大正)の小型映画の規格です。日本にも輸入されていたようです。

さて前置きが長くなりましたが、この「パテベビー」のシステムを開発したフランスの会社がパテ社です。 


(施設内部/アルミパネルのドームに包まれている) 

敷地はゴブラン大通りにある歴史的な地区で、劇場跡地に建てられた。 建物は、正面が修復保存され、その奥側に昆虫の幼虫やアルマジロのような有機的形状の中に施設がレイアウトされている。奇抜な形状であるが狭い敷地の中で自然光や空気を取り込むためのアイデアです。施設は昼間は控えめな存在だが、夜は柔らかく輝きます。

(エキシビジョン)

展示に関しては、2階にあるエキシビジョンが圧巻で、財団のコレクションである貴重な機材 (1896年~1980年代)がガラスケース無し(触れません)に陳列されています。 地下1階には、パテ社が制作した映画が上映される映写室がある。


(建物データ) 

ジェローム・セドゥー=パテ財団  

設計   : RPBW Architects(2014年オープン)

住所   :73, avenue des Gobelins 75013 Paris  

シャルル・パテ映写室(B1F)/展示室(2F) 

入場料  :3.00€/1人(展示のみ)

開館時間※:13時〜19時(火曜日〜金曜日)、10時〜19時(土曜日)

休館日※ :毎週日曜日及び月曜日

※開館時間や休館日、入場料は変更している場合がありますので公式ホームページでご確認下さい。