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香港 ゆるゆる〜 太極拳日記

それ、私の

2018.05.17 10:00

その日の表演は舞台のある体育館でした。


(本文とは別の日の写真です。)



その日は主催者繋がりで、大陸からの中国人が大勢参加していました。


私は剣の表演だったので、剣を持って行きました。


会場で、ある中国人男性が私に言いました。


「剣貸して。」


知らない中国人に、挨拶もなく、いきなりそう言われたので、多少面食らいましたが、貸しました。


その人、自分の表演終えて、私に言いました。


「この剣 やりにくい。」


…いや、あんた、文句の前に、ありがとうでしょ?


(本文とは別の日の写真です。)


その直後、別の中国人女性にスマホを渡され、その人の表演をビデオに撮るように頼まれました。


その人の表演が始まったので、スマホの画面を覗くと…


その人の右手には見覚えのある物が…


私の剣!!


なんか、使いまわされてる、私の剣?!



(本文とは…略)


その人の表演が終わると、待ちかねたかのように、私の肩を叩く人が。


香港人でした。


「あのぉ…、


あなたの水がこぼれています…。」


???


意味がよくわからないまま、その香港人の後について行くと…


私のリュックサックが置いてある場所に…。


そのそばで中国人の女性がペットボトルから床に水を垂らし、足の裏で濡れた床を擦っています。


その女性が手にしているペットボトルは、


私のリュックサックの脇ポケットに入っていた物です。


その女性、私を見て、言いました。


「ここの体育館の床、滑りやすいよねー。」


それで、水で靴の裏を湿らせ、滑りにくくしているのだそうです。


「それ、私の水なんだけど…。」


「あ、そう。はい。」


眩しい笑顔でペットボトル返されました。


屈託のない笑顔に、思わず


「ありがとう。」


と言って、自分の水を受け取った私でした。