月経の仕組みがわかる動く紙芝居
2022年7月30日〜8月5日にかけて福岡にて行われた「おっぱい展 Nami Tanaka Exhibition「OPPAI=TABOO?」の中で行われた月経ワークショップの秘密兵器。「月経の仕組みがわかる動く紙芝居」の作り方を大公開。広く性教育を知っていただくためのツールなので、著作権はフリーですが、SNS等で発表する際は #maisoli #maisoli2023 #TOU #thinkofusprojectなどのハッシュタグ、インスタグラムでは@maisoli2023へのタグ付けを行ってください。
小学校高学年の頃、女子だけが教室に残されて、月経のことを学んだ記憶、ありますか?
不思議なことに、憶えているという人もいれば、憶えてないという人もいます。
そもそも記憶というのは「ハッ」としたときや、
感動したときに脳に定着すると言われています。
「憶えていない」という人は、きっと月経と言われてもピンときていなかったのかもしれません。
スライドのようにパワーポイントの画像を見るだけでは、飽きてしまったり、
記憶には残りにくかったりするため、どうしたら子どもたちの注意を引けるのかなぁと、
考えていました。
そんな時に、筆者が定期的に観に行く「イッセー尾形さんの一人芝居」でやっていた、
「立体紙芝居」を思い出したのです。
立体紙芝居は、紙粘土で作った小さなお面をイッセーさんが取っ替え引っ替えし、
それぞれのキャラを演じるというものですが、
粘土で作った卵子が動いて、排卵から月経に至るまでの一連の流れや、
受精した場合はどうなるのかを、
動く紙芝として見せて解説できたら、きっと子どもたちも集中して喜んで見てくれて、
理解もしやすいのではないかと考えました。
最初に考えたのはこれです。
A3でプリントした子宮のイラストの裏に100円ショップで購入できるA4のマグネットシートを貼り付けました。
『おっぱい展 Nami Tanaka Exhibition「OPPAI=TABOO?」』の開催中に行われた月経ワークショップで講師の方に使っていただいたところ、子どもたちも喜んで見てくれただけでなく、参加してくれた大人の方からも「わかりやすい!」と感想をいただきました。
しかし、PPシート、マグネットシート、A3コピー用紙で作った本体がグラグラして操作性が悪く、講師の方が難儀していたため、改良を試みることにしました。
おっぱい展の別の日に、タナカナミプレゼンツのワークショップ「妄想美術室」で使うF6のキャンバスを発見。裏を見ると、マグネットシートを挟むにもちょうどいい感じ。福岡から帰ってすぐに改良版を作りました。
月経の仕組みがわかる動く紙芝居の作り方
【作り方】
「月経の仕組みがわかる動く紙芝居」が作れるキャンバスを
2023年2月22日から販売します!
子宮イラストがプリント済のP3サイズ(273×190mm)をおっぱい展の公式グッズショップで2023年2月22日から販売します。こちらで紹介した立体紙芝居はF6サイズ(410~318mm)ですが、少し小ぶりなサイズ感です。百円ショップで販売しているマグネットシートや丸型強力マグネットと組み合わせ、簡単に「月経の仕組みがわかる動く紙芝居」を作ることができます。
実は、Think Of US Projectが発行するフリーペーパー「Mai Soli」のVol.2の表紙は、このキャンバスを使って筆者が描いたものです。「月経の仕組みがわかる動く紙芝居」を作るだけでなく、子宮を妄想して、アート作品を描くこともできます。
収益の10% が Think Of US Project の運営資金となります。
構成・文・月経の仕組みがわかる動く紙芝居考案:大橋美貴子
「月経の仕組みがわかる動く紙芝居」が作れるキャンバス作成:タナカナミ©️and Gallery