西濃運輸、一部貸切貨物列車の運転を開始
西濃運輸による貸切貨物列車の運行が5月7日より始まります。専用の私有コンテナも用意され、初日となる今日は20両中5両が西濃運輸のコンテナを載せる予定です。今日から一日1往復2編成が大阪と福島、宮城を結びます。
初日の様子
吹田貨物ターミナル駅(大阪府)に留置された西濃コンテナ列車。青と黄色の塗装が鮮やかな31フィート私有コンテナは今回のために新造されたものです。
近くに寄ってみます。ちょうどコンテナが積載されていたのが新造されたばかりのコキ107形で、いかにも真新しい貨物列車といった感じでした。
16時半時点では専用コンテナが積まれた車両は4両のみで、もう一両は見当たりませんでした。荷積み線にはコンテナ車がいたのでこれからなのかもしれません。
構内に積まれた私有コンテナ。少なくとも10個はあるようです。隣には旧型のコンテナ(「カンガルー便」の文字入り)も積まれていました。
プレスリリースによるとこの一部貸切貨物列車は20両編成で、15両を西濃運輸が貸し切り、残り5両は一般利用となるそうです。貨物列車は吹田貨物ターミナル駅(大阪府)~郡山貨物ターミナル駅(福島県)~仙台港駅(宮城県)を結び、吹田ターミナルを22:14に出発する列車と仙台港を22:35に出発する列車の2編成で運行されるとのことです。
3.発着時刻 【下り】吹田タ22:14発 ⇒ 郡山タ9:15着 ⇒ 仙台港12:45着
【上り】仙台港22:35発 ⇒ 郡山タ2:37発 ⇒ 吹田タ15:44着
(西濃運輸株式会社「一部貸切貨物列車の運転開始について」(2018年04月25日)< http://www.seino.co.jp/seino/news/stc/2018/0425-01.htm >より)
また日本経済新聞によると、西濃運輸が15両全てを使用するのは7月からで、それまでは5両のみの貸し切りになるとのことです。青いコンテナがずらりと並んで走る姿が見られるのはもう少し後になりそうです。
列車は20両編成で、当初は5両を西濃が活用する。7月に15両に増やし、11両を大阪―仙台向け、4両を大阪―郡山向けとする。
(日本経済新聞「西濃、貨物列車の活用拡大 大阪―東北便、5月から」(2018年4月25日日)< https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&n_cid=DSMMAA13&ng=DGXMZO29838510V20C18A4L91000&scode=9075&ba=1 >より)
フライング東上に似てる?
こちらは5月2日(水)の様子。両数が多いと黄色い帯がつながって電車のようにも見えます。やはり圧巻です。
さて、この写真をTwitterに投稿したところ「東武鉄道のフライング東上に似ている」という感想が多数寄せられました。確かに色合いとも配色もよく似ています(笑)。みなさんはどうでしょうか。
私としては帯の太さがクモヤ143やクモル145に近いかなと感じております。(色褪せてますが・・・。)
モータライゼーションで一時は減少した鉄道貨物輸送、近頃の人手不足もあり今後は増えていくことになりそうです。