2回目の和差算。
2018.05.07 15:38
小学5年生たちは、小4の時に和差算を
経験しており、今回が2回目の指導でした。
前回はあまり深いところまで
理解することができず、なんとか
解いているという感じでしたが、今回は
あっさりと分かってしまいました。
実は和差算については先日中3の子たちとも
色々と話題になっていまして。
中3の子たちが算数アプリで遊んでいたのですが、
文章題で和差算が出てきた時に、一生懸命
連立方程式を解こうとしていたのですね。
「それ、そういう風に解く問題じゃないんだよ。」
生徒たちはチンプンカンプンな様子でしたが、
連立方程式や数直線を駆使して色々説明していくうちに
「はあ・・・なるほど。これはすごいですね。」と。
中学受験を長期に渡ってちゃんと経験している
子たちにとってはなんでもない問題でも、中学生には
楽しいおもちゃを見つけたくらいの感覚に
させることだってできるものです。
量の関係をより具体的に掴むトレーニングが
できるということは、中学受験の特殊算を解くメリットです。
楽しい子にとっては、どこまで行っても楽しい、
それが、小学算数の世界観だと言えます。
”やわらかく”解く子というのがいます。
これは、優れた才能だと言えます。
ゆっくりでも、”言われた通りに解く”次元と
”全体像を理解して選択的に解く”次元とは
全く異なっており、先々の応用の可能性を見れば、
分かって解いている子の成長速度と、理解力は
徐々に大きな差となって表れてきます。
次回授業は、応用問題を解きまくる回です。
今日の考え方をさらに生かし、
楽しんでゆきましょう。