日本一のロケーションを持つ七里ガ浜高校の雰囲気や学校情報に迫る!僕や私の素敵な高校シリーズ
先日こんなことを言われました。
「先生、あの記事読んで希望ヶ丘いいなって思いました」
一人でもお役に立てることがあるなら続けて参りましょう。受験本には記されていない旬な情報の数々を、各高校一校ごとにお届けするシリーズのつづきです。
志望校選びに悩む中学生たちにとって、高校の先輩からの生の声というのは非常に有り難いものですよね。
基本的にはどの高校も素敵な高校前提ですが、大切なのは自分に合うかどうかです。
このシリーズの情報が、それを見極める際の参考になれば幸いです。
過去の高校:
僕や私の素敵な高校シリーズ
vol,006
七里ガ浜高校
七里ガ浜高校は鎌倉市にある人気校。1976年創立。目の前が海という最高のロケーションに位置し、一覧図を見ていただいてもわかる通り、そりゃもう元気系な学校です。
まずはデータをご紹介。
七里ヶ浜高校基本データ
設立:1976年(昭和51年)
生徒数(30年度):1075名(男子547名・女子528名)
授業:3学期制 50分✕6時限
場所:鎌倉市七里ガ浜東2-3-1 駅:江ノ電「七里ヶ浜」駅より徒歩3分
合格率60%目安内申:107/135 合格率60%目安偏差値:55
比率(内申:学力検査:面接:特色検査):4:4:2
大学合格実績(平成30年春):国公立大学3名(北海道大2、首都大東京1)、早稲田大4名(現役は3名)、慶應義塾大1名(現役は0名)、上智大3名、東京理科大2名、明治大15名、青山学院大9名、立教大13名、中央大16名、法政大30名
備考:海見え物件、部活動8割加入、行事たくさん、パウダールーム
※最新の高校情報は学校HPでご確認を。
それでは早速アンケートや生徒インタビューの内容も踏まえて、七里ヶ浜高校の秘密に迫りましょう!
日本一のロケーションでHAPPY!?七里ヶ浜高校の実情とは
なんとも七里感溢れるアンケート。
「めっちゃ元気です。特に女子がすごく元気です。圧倒されてます」と男子の一人は言っていました。
「たしかに女子はめっちゃ元気かも。でも、基本的には明るい人が多いよね。ほら、なんかもう七里ヶ浜って明るいって感じ中学生の頃から知ってたもんね」
なるほど。そうなるとこの高校一覧図もあながち間違いじゃないんですね。
その図表を見ながら「一番元気にあるし。ウケる」なんて言って仲間内で笑っておりました。元気だ。
テスト期間中に頭髪検査などがあるようで、その期間以外は校則も割とゆるめだとか。担任によって個人差がけっこうあるみたいですね。ちなみに、アンケートに「カツラ」って書いてありますがウィッグとかのことでしょうか。カツラ…
また、景観は確かに最高で、日本一海に近い高校とも称されています。図書館や体育館からも海が見えるそう。青春だなー。
海が近いこともあって、校舎はちょっと劣化が目立つみたいです。年季も入ってますもんね。トイレのパウダールーム化がちょっと前に話題になりましたが、同窓会のHPによるとこんな感じみたいです。
それにしても素敵なHP。冒頭の写真も同窓会HPから拝借致しました。OBが学校が好きなことがよくわかるページですね。
インタビューに戻りましょう。
「ダンスしたあと海にぼちゃんみたいな青春っぽい高校生活は送れるよね。校舎はシンプルだけど迷路みたいな感じ」
「そして謎のパウダールーム。あとさ、朝混むのちょっと嫌だよね。観光客とか多いし」
「わかるー。帰りなんか一駅歩いたりするよね」
江ノ電での通学がメインとなる立地のため、単線で収容人数も多くない12分間隔で走る江ノ電はいつも混み混みだとか。鎌倉高校生も同じこと言ってたなぁ。
「体育祭の七里ンピックって名前がやばい」
「なぎさマラソンの手ぬぐいがやばい」
「意外と国際的でやばい※海外からの来賓や留学生との交流、海外s枚校との交流あり」
「部活はほぼみんな入ってる。最近だと陸上やテニスとか強いみたい。運動部が活発な印象かなー」
「一年生のときにロッカー自分で作るのめんどい」
と話は盛り上がっておりました。でも、なんだかんだやっぱり高校が大好きな感じが伝わってきましたよ。
続いて、勉強のお話です。高校の偏差値自体は55〜60ということで低くなく、勉強を頑張っている子が入学するイメージですが、その実態は…
「なんかやるときはやる、遊ぶときは遊ぶってメリハリがすごい感はありますね」
ほぼ全員が大学進学を希望するため、進路指導の機会などは少なくないといいますが、「本気になるのは三年生から」という子も少なくないとか。それは大学受験を考えると遅めのペースです。
また、「あんまりよくない」なんて言われている七里ヶ浜高校の指定校推薦枠ですが、理科大やMARCHレベルの大学枠もあります。内定するには4.5〜4.7以上の内申が必要ですね。比較的内申が取りやすい印象の高校ではありますが、推薦を獲得するには一年時から自由な雰囲気に飲まれすぎずにコツコツ学びを深めていく必要があるでしょう。
稲村ヶ崎、鎌倉、江ノ島、江ノ電、江ノ島水族館、海、砂浜、気持ちの良い青空、行事、明るい同級生。この中でコツコツと勉強に取り組めるのかどうかは各々の自律心によるところですが、高校入試の比率は(評定)4:(学力検査)4:(面接)2で割と内申重視。高校側も、誘惑が多い中でしっかりとメリハリつけてやれる子を選んでいるのかもしれませんね。
「ま、色々言ったけど、やっぱり良かったよね、七高で」「それな」
彼らの活き活きとした笑顔が、この高校の魅力を十二分に表していました。
「とにかく楽しい高校生活にしたい!イェーイってやりたい!べ、勉強も自分でしっかり取り組むよ!」という子には最高の学校じゃないかな。
大船高校とのSOFTS二強対決も個人的に毎年楽しみにしています。全然雰囲気が違う高校が周りに沢山あるって、生徒たちにとってはすごくいいことですよね。
選択肢は沢山あるぞ。魅力的な高校はいっぱいあるぞ。だからこそ、選択できるだけの学力をつけておこう。
「中学生のうちはさ、とにかく勉強して、進路を選べるようになるといいよ。いい高校いっぱいあるから。別にオール5とったからって湘南に行かなくてもいいんだから、選択肢を増やしとけばいい。それに、その中で自分で選んだなら、ちょっと雰囲気が合わなかったとしても、楽しもうとできるから」
冒頭のアンケートを書いた男の子の台詞です。肝に銘じておきましょう。
「高校生もな」と私からは付け加えておきました。
その他の高校情報はこちらから。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「みんなで楽しもう!」っていう雰囲気を大切にしている学校な気がします。