【世界五大ウイスキー】from POL
前回のコラムでは、ウイスキーの定義と種類についてウンチクティングさせて頂きました。
今回もウイスキーについて書き連ねさせて頂きます。
今回のテーマは前述の通り、世界五代ウイスキーについて。
自分に合うだけではなく、タイミングに合わせて飲みたいウイスキーを見つけるために「世界五大ウイスキー」を知る。
それがいちばんの近道なのではないか？
そんなことを感じながら書き進めて行くことにさせて頂く。也。
也（なり）。
ウイスキーはまず、生産国によって大まかに分けられる事をお伝えします。そこから始めましょう。
世界中のウイスキーファンを魅了するのが【世界五大ウイスキー】であると言えます。
自分がどの国のウィスキーが好きかを把握することが、マイベストの一本と出会うためのカギとなるんですね。
世界五大ウイスキー
- スコッチウイスキー
イギリス北部のスコットランドで造られるウイスキー。
通称スコッチ。
名実ともにウイスキーの王様ですね。
スコットランドのモルトウイスキーは、ハイランド、ローランド、アイラ、キャンベルタウン、スペイサイド、アイランズの地域別に分類されます。
それぞれ全く違った特徴を持っているため、一括りにするのは難しいです。
こちらの細かな説明に関しては、次回以降させて頂くことにしちゃうんです。（←１つのコラムが書けるくらいの内容なんです）
【オススメ】
グレンモーレンジ…ポットスチル（蒸留機）の首が長く、雑味が落とされスッキリとした印象。
- アメリカンウイスキー
アメリカンウイスキーの中で最も有名なのが「バーボン」。
内側を焦がしたホワイトオーク樽の中で熟成されるため、ほろ苦さと香ばしさ、甘さを併せ持ったウイスキーになります。
バーボン以外で有名なのが「テネシー」。
こちらは【ジャック・ダニエルズ】が知られている。（←ジャック・ダニエルズをバーボンとして把握してらっしゃる方が多いのも事実。）
※アメリカンを全部総じてバーボンと言うわけではないことに注意しましょう。
コーンやライ麦などを使用していることや、熟成年数が短めという点で、他の地域と比較するとややパンチが強めな印象がありますね。
バーボンについても同じく次章以降でご説明させて頂きます。
【オススメ】
メーカーズマーク…手間と時間をかけて1本1本つくるこだわりの製法が「HANDMADE」の証、そしてトレードマークである赤い蝋封が証。
- アイリッシュウイスキー
アイルランドで造られる、最古のウイスキー。
最古のウイスキーなんです。
かつては多くの蒸留所があったようですが、現在は統合され数カ所のみが稼働しています。
そのため銘柄も限定されています。
三回蒸留のクセのない味わいなので初心者にはもってこいですね。
スコッチやバーボンに比べるとマイナーなイメージがありますが、それらとはひと味違った味わいは無視できません。
【オススメ】
ジェイムソン…世界No. 1のシェアを誇る。ピートを使わず密閉炉でじっくり乾燥させた大麦を原料とし、3回蒸留によって造られる豊かな香味とスムーズな味わいが特徴のウイスキー。
- カナディアンウイスキー
カナダで造られるウイスキー。
ライ麦を主原料としたフレーバリングウイスキーと、とうもろこしを主原料としたベースウイスキーをブレンドしています。
全体的にライトでスムーズな飲み口が特徴です。
クセがなくカクテルのベースとしても使えますね。
※カクテルのマンハッタンにカナディアンクラブを使用する店舗も多くあります。
アイリッシュ同様、スコッチやバーボンに比べるとあまり知られていませんが、ウイスキーのチョイスに迷う初心者には最適だと言えます。
【オススメ】
カナディアンクラブ…カナダの澄んだ空気と水、そして長い冬が生み出したライトで軽やかな味わいのカナディアンクラブ。「CC」の愛称で世界150カ国以上で愛飲されています。
- ジャパニーズウイスキー
ニッカウイスキー創業者の竹鶴政孝氏が、スコットランドで学んだウイスキー造りの技術を元に今のサントリー山崎蒸留所で始まったジャパニーズ。
スコッチウイスキーの影響を強く受けているため、製法はほぼ同じ。
ほぼ同じなんです。
しかし日本人向けに、軽い口当たりに仕上げられているので和食にもマッチします。そう作られているんですね。
また日本ならではの軟水が使われているので、優しい味わいのものが多いです。
実はこの水の性質も非常に重要なんです。
外国でもジャパニーズウイスキーブランドは大注目されています。PaZZLEでも、中々安定供給がしづらくなっているのが現状です。
【オススメ】
イチローズモルト …埼玉県秩父市にあるベンチャーウイスキーがつくる日本産・秩父産のウイスキーの銘柄で世界から認められたJapaneseウイスキー。
さて今回は【世界五大ウイスキー】の説明に合わせて、各地域のオススメをさせていただきました。
如何でしたでしょうか？
次回もウイスキー特集。
お楽しみに。