「活字名刺」のご紹介
こんにちは。山口です。
皆さま、お気付きでしょうか…?
実は先日、「活字名刺」をオンラインストアにアップしました!
錢屋本舗様でお披露目しましたオーダー名刺を「活字名刺」としてリニューアル。遠方からでもご注文ができるようになりました。
【活字名刺】
「活字名刺」は、活字を使った活版名刺です。
選りすぐりの紙の中から、お好みの紙をお選びいただき、表面は活字を使って印刷します。
この名刺は価値ある技術を未来にも継承したいという思いから生まれました。私たちが皆さまからこちらの名刺の注文を承ることで、活版印刷工場、活字鋳造所、手漉き紙を作ってくださる方々を応援しようという気持ちが詰まっています。使うことで、未来に繋ぐ、特別な活版名刺です。
今回はそんな名刺のご紹介。
それではまず、こだわりの紙ラインナップを紹介しましょう。
【NOZOMI PAPER】
こちらは南三陸の福祉作業所で手作りしているコットンペーパーです。
牛乳パックや新聞紙を原料とする環境に優しい紙は、ふわふわで厚みがあり活版印刷にぴったり。種類は3種で、それぞれに違った味わいがあります。
・MILK:牛乳パック
・NEWS:新聞紙
・COFEE:珈琲のデガラシ
NOZOMI PAPER Factory:HP
【国産和紙】
もう一種は伝統的な国産の和紙をご用意しました。紙の種類は2つからお選びいただけます。
・小川和紙:埼玉県の手漉き和紙
・美濃和紙:岐阜県の手漉き和紙
どちらも2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された日本の素晴らしい和紙です。昔から受け継がれてきた伝統的な和紙は、独特な味わいとぬくもりを感じさせます。
耳付きの紙は機械刷りでは難しく、印刷ロスも多くなってしまうので、丁寧に一枚ずつ手刷りで活版印刷をします。日本の伝統に触れる貴重な“ 名刺 ”を手にとってみるのはいかがでしょうか。
【活字組版】
先にも言ったように、こちらの名刺は表面を活字で印刷します。
活字を使用することで、活字鋳造所の応援につながると考えました。
そして今回のとっておきの特典として、印刷に実際に使用した活字を名刺と一緒にお届けいたします!実際に使われた活字が手元に残るなんて、我ながらとても素敵な特典なのではと思っております。
こちらの活字は築地活字さんから購入しています。
大阪北部地震の前までは弊社にも何十万という活字があり、日本語活字で印刷することもありました。ですが今はほとんどが崩落してしまい、使えなくなってしまったため、築地活字さんにお世話になっています。
「お客様からのご注文 → 活字を注文 → 印刷 → 名刺と一緒にお客さまにお届け」という流れを想定しています。実際に使われた重厚感のある活字を見れば、きっと愛着が湧いてくるのではないでしょうか。歴史の重みを感じる“活字”に思いを馳せて、名刺と一緒に楽しいんで頂けたらと思います。
以上が「活字名刺」の魅力でございました。魅力的に感じた方、ぜひお気軽にご注文、お問い合わせください。
またこちらは受注商品のためお届けまで2週間程お時間いただきます。少しお届けまでお時間いただきますが、特別な想いが詰まった名刺、きっと皆さまにとっても特別な一枚になるのではと思います。
「活字名刺」
【SIZE】 55 × 91 ㎜
【PRINT】活版印刷 両面(スミ)
【活字】5号 楷書体 (名刺と一緒にお届け)
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