石ころ。

詩を書いて曲を作って歌うことを恥ずかしいと思ってきたから、20代の私は宅録だけをやってきた。周りの誰にも話して来なかったし、人前でも演ってこなかった。コンプレックスでもある。

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現在開催中の浜田道明さんの個展「MINDIVE」での作品「ズタ袋」。

20代の頃の私を投影した。誰に訊かれても、持ってるものは全部石ころ、と。

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今はこうやってSNSで、言わなくていいことも言える。音楽も、やらなくていいことかもしれない。けど私が何かに傷ついたり(傷つけたり)、そして気づけば。もしかしたら音楽で誰かひとりでも共感してもらえるのかもしれない。そうやって石ころは、ひとつずつひとつずつ、私の何かにカタチを変えていく。誰かに見えるものとして、見せるものとして。

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穏やかだった30代前半から「人」に対して活動的になった30代後半を抜け、今この鹿児島くんだりで自分を表す。けど鹿児島だから出会えた人もいて、出来たこともあって、出来ることもある。今2018年だからこそ。

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他人に対してずっと石ころと言い続けたくなくなった今の私には、やっぱりミチアキさんの作品は、イタイ（笑）