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言葉のちから

僕の君の一部。

2018.05.09 04:34



僕について書くことは、



君について書くことだ。



もしかしたらあなたは、あなたについて、



僕に書いてほしいと願うかもしれない。



もしかしたらあなたは、あなたについて、



書いてほしくないと願うかもしれない。



でも、いずれにしても同じことだ。



なぜなら僕らは、深い部分ではきっと、繋がっているからだ。



僕が自分について書くことは、



つまりあなたについて書くことだし。



僕があなたについて書くことは、



つまり僕について書くのと同じことだから。



あるいはあなたについて「書かないこと」は



ある意味で、あなたをより詳しく書くことになるからだ。



つまりあなた以外のことを書くことは、



あなたという存在をより鮮明に、



浮かび上がらせてしまうことになるわけだ。





僕らはパズルのような存在で、



自分以外の部分をきちんと見ることは、



自分のことをよりくっきりと浮かび上がらせることになる。



それをあなたは恐れるかもしれない。



僕だってそれを恐れるかもしれない。



僕が書く誰かは、「僕の一部」であると同時に



それはきっと、「あなたの一部」だ。



僕らはきっと、そういう同じ一部で、



僕らはきっと、そういう違う一部で、



それぞれを深い部分で結び合っている。



だから僕は、



自分を書くし、自分を書かない。



あなたを書くし、あなたを書かない。



そうやって人類のすべては、きっとどこかに保存されることになる。



僕は文章を書いているとき、ふとそんなことを思う。



きっと気のせいだと、思うんだけど。



きっと勘違いだと、思うんだけど。



ひとまず僕は今日も、



僕について書かないし、あなたについても書かないと思うのす。



そして同時に、僕について書くと思うし、



同時にあなたについて書くと思うのです。



言葉という不確かな道具で、



僕とあなたを、僕は保存しつづける。



【去年の今頃も深く潜っていました。】

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