【第5回ウィシュマさん死亡事件裁判】2/15 第5回期日 活動報告
2023.02.15 12:10
本日の名古屋地裁での裁判、BONDからは3名が裁判に駆けつけ参加、連帯しました。
1️⃣ 裁判について
傍聴には86人が集まり、傍聴席85席を全て埋め尽くすことができました!
また、冒頭にはカメラが入りました(マスコミが取材を要請しているということ=世論の関心の高さが現れている)
<ワヨミさん陳述 一部要約>
入管側が原告側はスリランカ人だから賠償金は少なく、慰謝料も安くあるべきだと主張している。これは大変な不正義で明らかな差別、国籍差別である。 『同じ日本人でも、貧しければ慰謝料が安いのですか?』
<ポールニマさん陳述 一部要約>
入管に責任があるのか、ビデオを見れば誰にでもわかる。
ビデオを法廷で公開して、傍聴人に見せるべきだ。
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国側は、依然として全てに消極的でまともに返事すらしないような態度で、集まった傍聴人からは嘲笑が漏れるほどでした。質問に対し、ぶっきらぼうに回答にすらなっていない答弁を繰り返すのみで、何もかも先延ばしにしようという魂胆が明白でした。
⭐️ 結果
5時間分のビデオの法廷での開示が決定しました。(傍聴人が閲覧できる状態)これは裁判所が原則開示すべきだという結論で、国側のビデオ開示に関する意見書(添付PDF)の内容には触れられませんでした。
2️⃣ 記者会見、支援集会
[ 概要 ]
まず、この5時間のビデオの公開は、支援者、市民の関心と圧力なくては成し遂げられました。 ただし、これで終わりでは全くありません。何があったのかを知るために、引き続き残りの290時間も開示、上映の必要があります。 傍聴席を埋めることで、裁判官にも市民の監視という圧力をかけ、正義に基づいた適切な判断を要求することができます。
[ 支援者から ]
支援集会では支援者から1人ずつ、裁判傍聴を踏まえ、ウィシュマさん事件について、今の各地方入管の現状などを訴えました。