鶴千代クラブ学習会 第10回「小倉氏と佐久良城跡」
2月18日(土)第10回目の鶴千代クラブ学習会を開催しました。今回は「近江日野商人ふるさと館」専門員の振角卓哉先生にお願いして講義と城跡探検を開催していただきました。役場のスタッフの方にもサポートいただきました。
愛知県東郷町からのご参加も含めて6名の生徒さんとお母様お父様にご参加いただきました。冒頭、安田教育長にもご出席いただきました。
東桜谷公民館に集合。午前中の講義では日野町北部から永源寺にかけてを支配していた小倉氏についてや、京極氏・蒲生氏との関係など、たくさん用意していただいた資料とスライドを交えて教えて頂きました。特に小倉実澄は蒲生貞秀と同世代の人物で、弓術に優れ、和歌にも通じており、文武両道の智将であったことがよくわかりました。
研修室でお弁当を食べた後、生徒の皆さん興味があるということで、昼休み中に東桜谷公民館からすぐ近くの安乗寺を散策しました。豊臣政権時代の五奉行の一人だった長束正家は関ヶ原合戦後に落ち延びて日野町で自害しました。そのお墓が安乗寺に移され、「聞名碑」という顕彰碑が建てられています。
午後は小倉氏の居城「佐久良城」址を見学しました。通常のガイドでは通らないルートを見学させてもらって、より詳しくお城の全貌を知ることができました。お城の地図に書かれた番号を見ながら自分のいる場所の地形の役割をよく理解することができました。次々に現れるお城の遺構に振角先生の熱の入った解説が続きます。生徒たちも興味深く耳を立てていました。振角先生、サポートいただいたスタッフの皆様、ありがとうございました。
あいにくの雨模様の中、お城全体を回るハードな道のりでしたが、みなさん元気に回りきることができました。お母様、お父様方もご参加ありがとうございました。お疲れ様でした。またのご参加をお待ちしています。
仲明寺の前で。
東桜谷公民館の研修室で講義
講義、お城見学のテキスト
振角先生による講義
愛知県から参加いただいた方からのお土産^_^
休憩時間中に安乗寺を散策
元和7年(1621年)に建てられたお寺
長束正家(なつかまさいえ)の顕彰碑「聞名塚」
仲明寺
宝きょう印塔 小倉実澄 実重 実隆 の3代のお墓
標札