ハクモクレン 白木蓮 0099 三島由紀夫と連合赤軍と精神医療
きょうは暖かく、
長袖が暑いくらいの、春爛漫でした。
一気に白木蓮の季節になりましたので、
週末には、
辛夷(こぶし)や、紫木蓮(しもくれん)が、
咲き始めるでしょう。
毎年、同じ花が咲きますけれど、
裁判官や精神科医や科学者などは、
脳みそがありませんから、美しい。
賢い人は、人前で生殖をしないだけでなく、
減数分裂による遺伝子の組合わせに、
重要な意味を、感じていません。
時代錯誤のロマンティックな生殖を廃止して、
計画的に遺伝子を組合わせたほうが、
合理的であり、省エネルギーです。
原始的な文化文明は、
教育的配慮にすぎませんが、
どうせ、生殖の計画と実行のために、
権力争いを起こすのは、
わかり切っているようなものです。
有性生殖は、そのためにあるのですから。
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三島由紀夫のことを書いたのは、
わたしの青春が、
彼の自殺した頃であったからです。
猫も杓子も、新左翼でした。
青年の過半数が、そうでしたから、
火炎瓶や線路の石を、
機動隊に投げ付けなければ、
学友にイジメられました。
連合赤軍が、妙義山や榛名山で、
仲間の12人を、イジメ殺したのは、
新左翼の青年たちには、当然でした。
当時のマスコミの記者や編集者は、
世代が1つ上ですから、その雰囲気を知らず、
リンチ殺人事件に驚きました。
男子皆兵の三島由紀夫の青年時代は、
徴兵検査に不合格の彼が、
イジメ殺されても、当たり前でした。
有力な親が、息子に内緒で、手を回して、
徴兵逃れを整えましたから、
三島由紀夫は、真相を知らなかったはずです。
リンチを免れるための、必死の生き方が、
戦後の行動にも、現れました。
応召できなかった自責感があると、
彼自身が、言い訳をしていましたから、
ボディビルや剣道や民兵組織などは、
身を守るための、逃避行でした。
そんな当たり前を、理解できなければ、
ロマンティックな精神医学の、
イジメとしての精神医療も、見えて来ません。
ロマン主義の基本的な考え方は、イジメです。
みんなと違う奴を、やっつけるための、
権力争いですが、
孤立した個人をイジメるのが、大好きでした。
みんなにイジメ殺されたキリストを、
崇め奉るキリスト教と、根本的に違うと、
精神科医は、ロマン主義による医療を、
知っていなければいけません。
連合赤軍のリンチ殺人事件は、
京浜安保共闘が、離脱した仲間を、
印旛沼で殺したことが、きっかけでした。
山での軍事訓練の様子を、
小説に書く、という仲間を、
始末しなければ、
刑事犯として、逮捕されます。
口が軽く、殺人などは、
思いも寄らなかった連中が集まり、
革命運動を行ないましたから、
締まりがありません。
自由意志により参加しましたから、
境遇や成り行きや生まれつきなどの、
逃げられない軛(くびき)の重さを、
知りません。
とりわけ、家計を維持するための、
職場での隷属を。
現代のロマンティックな精神医療も、
そうですが、
近代的な医療が、
戦争のためにあるのは、
ナイチンゲールや赤十字のような、
ロマンティックで偏執的な戦争好きを
見るまでもなく、当たり前なのに、
現代の医者は、
精神病院を継いだ息子や娘たちの、
狂気を知りません。
わたしの父は、知的障害でしたが、
徴兵検査は甲種合格でした。
2桁と2桁の足し算のできない人間を、
医者は、戦場に送り出しました。
検査の前から、
結果は事務的に決まっていましたから、
徴兵検査は、形だけです。
現在の精神科の、
医療保護入院や措置入院のための
診察や診断も、
戦時中の徴兵検査に似ています。
※(急用のために、中止)