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アブラチャン 油瀝青 0100 ターペンタイン Praecoxの統合失調症

2018.03.15 14:31

チャン(chian)は、瀝青(れきせい)ですが、

キオス島(Chias)に由来しています。

 

瀝青は、松脂(まつやに)の同義語として、

明の李時珍の

「本草綱目」という植物図鑑に

記されていた言葉を、

ラテン語の bitumen の訳語としました。

 

だれでも見る図鑑ですから、

日本人の、だれが最初に訳したかと、

話題にするほどのことでも、ありません。

 

bitumen は、英語の pitch に翻訳されますが、

ねばねばの、

粘液や樹脂のような粘着物質です。

 

昔は、合成樹脂がありませんでしたので、

樹木や石炭や石油などの、植物性の資源から、

乾留や蒸留により、抽出されました。

 

多くは残滓(ざんし)ですが、

マツ科の、松脂の多い樹木から、

精油のテレビン油(turpentine)を

採取した後の、残留物の液体が、

タールと言われたり、

石炭を乾留して、

コークスを得た残りの液体が、

コールタールと言われたり、

石油を蒸留した残り粕(かす)の、

液状のピッチが、

アスファルトやビチューメンと

言われたりします。

 

物質や工程や言語により、

さまざまに呼び慣(なら)わされていますが、

いずれも粘度の高い液状であり、

乾燥すれば、粘着力のある樹脂として、

重宝されます。

 

キオス島(Chias)では、

マツ科の樹木でなく、豆を収穫するための、

ウルシ科カイノキ属の落葉樹の、

ピスタチオ Pistachio(Pistacia vera)から、

テレビン油を採取します。

 

松から抽出したテレビン油と区別するために、

チアン・ターペンタインと言いますので、

「キオス島の」を意味するチャン(chian)は、

ピスタチオ由来の粘着樹脂を、さします。

 

テレビンの語源は、

聖書の terebinth(テレビンの木)であり、

マツ科ともウルシ科とも言われて、

樹種が、必ずしも特定されていません。

 

聖書の記述よりも以前に、

語源を遡ることが出来ませんので、

インドヨーロッパ語でなく、

クレタ島のミノア語でないかと、

言われています。

意味はわかりません。

 

明治維新後に、

ビチュームを、瀝青と翻訳した日本では、

17世紀の、江戸時代の初めに、

船に塗る飴(あめ)のような漆灰として、

橄欖(かんらん)の

樹皮から採る「ちゃん」が、

紹介されています。

 

この橄欖は、

モクセイ科のオリーブ(olea europaea)か、

没薬(もつやく)と言われる樹脂の採れる

カンラン科(Burseraceae)の、

ミルラノキ属(Commiphora)のことか、

よくわかりませんが、

チャンが、江戸時代初めから、

日本の造船の、防水用樹脂として、

使われていたことがわかります。

 

その後、鎖国のために、

チャンは、松脂(まつやに)や、

石炭石油系のタールやアスファルトと、

誤解されたようです。

 

キオス島のピスタチオ由来の脂(ヤニ)が、

キオス島(Chias)の名から、

チャン(chian)と名付けられていると、

最近になるまで、

日本人は、知りませんでした。

 

現在は、youtubeのビデオを見れば、

ゴムの木や漆の木の、樹皮に傷をつけて、

樹液を採取するように、

ピスタチオの木から、透明な樹液を採取して、

阿片よりも美しく、

白い樹脂を生産すると、わかります。

 

但し、ほとんどは、

単に、砂糖飴のような成分であったり・・・

 

いずれにせよ、アブラチャンのチャンは、

ギリシャ領エーゲ海キオス島の、

ピスタチオの樹皮から分泌される粘液由来の、

チアンターペンタインのように、

テレビン油と言われる精油を含んでいる、

つまり、一種の瀝青を含んでいる、

という意味です。

 

ピスタチオ由来のターペンタインでなくても、

松脂の出る松の木は、よく燃えますから、

アブラチャンが、焚き付けの柴として、

良く燃えるという意味なのか、

実際に、テレビン油を採取したのかは、

まったく知りません。

 

アブラチャンは、雌雄異株の、

株立ちの雑木(ぞうき)ですが、

写真の花は、雌しべが見えませんので、

雄花でしょう。

 

2つの、丸い玉の冬芽が、並び、

1個の冬芽の中に、

5つくらいの、束生する蕾(つぼみ)と、

1個の尖った葉芽が、収納されています。

 

花序や葉芽の根もとに、1対の苞があり、

1個の冬芽の外側を、くるんでいます。

 

花びらは、内花被3枚と外花被3枚の、

合わせて6枚です。

萼(がく)は、無いような。

 

クスノキ科クロモジ属ですが、

Lindera praecox の種小名が、

ロウバイ(Chimonanthus praecox)と

同じです。

 

praecox は、早熟の、という意味ですが、

精神科の病気では、

「早発性の」と、訳します。

 

統合失調症は、

クレペリン(Emil Kraepelin)が

早発性痴呆(Dementia Praecox)として、

初めて、捏造しました。

 

 

   ***    ***

 

 

日本語のウィキペディアの

統合失調症の項目を読めば、わかるように、

あたかも、

統合失調症という病気があるかのように、

書かれています。

 

そのような病気とされる精神症状があると、

どこにも証拠や証明がありません。

 

ただの、言葉だけの文学と、

区別がつきません。

 

言葉だけの文学でないと、

どのようにして、証明しますか。

その証拠や証明が、まったく書かれていない、

ということは、

記述した人たちが、いずれも、

証拠や証明がないのに、

他人の書いた本や記述の受け売りにより、

統合失調症の概念を、

自分の頭の中で、捏造しているだけです。

 

なぜ、証拠や証明もなく、

他人の言葉を、鵜呑みにするのですか。

 

さもなければ、

抗精神病薬を投与された人の、

抗精神病薬の依存症の症状を、

統合失調症の症状と、すり替えています。

 

それらでなければ、単に、

みんなに因縁をつけられて、

孤立している人の、一般的な心理を、

イジメる側から、論難しているだけです。

 

ノーベル賞の

ジョン・ナッシュ(John Nash)は、

世界中の注目の的でしたが、

彼の精神症状が、実際に

初発の未治療の投薬前にあった、

という証拠や証明は、

やはり皆無でした。

 

どれだけ注目されても、

絶対に、証拠や証明が、出て来ません。

これは、

全世界のすべての統合失調症について、

同じです。

 

原理的に、証拠や証明が、あり得ませんから、

当然です。

 

その仕組みを理解できない人が、

ウィキペディアの統合失調症の項目を、

書いています。

 

抗精神病薬の入っている人たちであるか、

それとも、世間一般の人や患者などを、

騙(だま)そうとしている人たちであるか、

さもなければ、

合理的に樹状突起の枝を継ぎ合わせて、

算盤(そろばん)の珠を弾(はじ)くように、

遺伝的素質の組合わせを、

計算できない人たちです。 

 

事実や歴史や、善悪の価値や、

知覚の、内容や規則性や、知能などが、

単なる組合わせであると、理解できないかも。