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トネリコバノカエデ ネグンドカエデの雄花序 0118 

2018.04.02 08:18

ネグンドの雄株には、雄花しか、咲きません。

雄花には、雌しべがありません。

 

雌雄異株ですが、雄株や雌株に、

雄花や雌花や両性花や、雌しべや雄しべが、

有るのか無いのかは、

種(しゅ)や属や科などにより、違います。

 

花にしろ、株と言われる個体にしろ、

雄雌の実態は、

種(しゅ)や属や科などにより、違います。

 

たぶん、雌しべは、

雌花や両性花にしか、ありませんが、

受粉や受精や結実などの、

世代交代の能力のない雌しべなら、

雌花や両性花でなく、

雄花と言われるかも知れません。

 

ネグンドカエデは、単純で、

雄株には、雄花しか咲かず、

雄花には、雄しべしか、ありません。

 

雌株には、雌花しか咲かず、

雌花には、雌しべしか、ありません。

 

両性株や両性花や、

不能の雄しべや雌しべの花がありません。

単純明快です。

 

トネリコバノカエデとも言われるのは、

トネリコやアオダモのような、

複葉を言っていますが、

ネグンドカエデやネグンドと、言うほうが、

普通かも。

 

トネリコバノカエデなんて、

聞いたことがない。

 

ネグンドカエデは、

メープルシロップを採取するカエデですが、

日本では、その目的がありませんので、

公園樹や庭木などとして、栽植されたものが、

勝手に発芽して、野山に自生しています。

 

雌雄異株なのに、

わざわざ雌雄両方を輸入したのでしょうか。

シロップを採る目的で、輸入したのかも。

 

フラミンゴやエレガンスなどの、

斑入りの品種が、販売されていますが、

カエデでなければいけない理由が、

あるのでしょうか。

秋の紅葉と、両方を楽しむのかも。 

 
風情が、ないような。

 

ネグンドの意味が不明で、

Chinese chaste tree(Vitex negundo)

そのものを指すサンスクリットや

マラーティー(Marāthī)語と、

言われています。

その葉に似ているから、このカエデも、

ネグンドと言われるようになったと。

 

長く伸びている紐(ひも)は、花柄です。

なんで、長く伸びるのかは、知りません。

花柄の先端に、花托があり、

花糸のほとんどない雄しべが多数付いてます。

 

雌花も、花柄が伸びますが、

柱頭が2本に分かれます。

雌しべの根もとに、最初から、

ブーメラン型の子房が付いていますので、

すぐに、雌花であり雄花でないと、

識別できます。

 

雌株は、雌花が種(たね)を付けて、

果実の房が、

いつまでも、ぶら下がっていますので、

観賞用としては、邪魔になります。

 

トネリコやアオダモも、そうですが、

花は、雄花の花序が美しく、

咲き終わると、跡形も無くなりますので、

奇麗さっぱり。

 

雌株の果実の房が、一年中、残る姿は、

やがて暑苦しくなり、目障りです。

 

それにしても、今日は暑い。

 

 

   ***    ***