第240話:カーリヤ蛇の歴史(4):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』
2018.05.09 23:08
そのはじめの餌食となった魚が死ぬ時、
いかにその湖で不幸な魚が
最も不幸になったかを見た聖者サウバリは、
湖の住民たちの恩恵のために
慈悲深い行いをしようと思い、
呪いの言葉を口にしたのです。
「もしガルーダが
この湖に再び入り魚を食べるなら、
ガルーダはすぐに命を失うだろう。
私の言葉は真実である。」
すべての蛇たちの中でカーリヤだけが、
ガルーダの恐れをを知っていました。
このガルーダの不安を拠り所に
カーリヤはヤムナー川に住んだのです。
その後、主クリシュナがカーリヤ蛇を
ヤムナー川から追い出したのです。
…つづく
(10巻17章10-12節)