バネ指のその後
バネ指は曲げた指が伸びなくて、伸ばそうとすると痛みと共にパキッと音がして急激に伸びたりします。
結構やっかいで普通なら手術して治します。
前回ご紹介した方が10日後の昨日再診に来られました。
私が伝えた動きをしっかりやってもらったみたいです。
凄い効果でした。
やっぱりやれば、これぐらいの時間でも変わりますね。
年齢も関係ないです。
バネ指になると中手指節関節が腫れます。
各関節も腫れます。
この腫れがなかなかとれないのですが、腫れもなくなってきていました。
朝の痛みだけは残るそうですが、それも指の運動をするとすぐに楽になるそうです。
その方がこういってました。
私が「よくやってくれましたね~。凄いです!!」
患者「仕事そっちのけで指動かしたよ~」
私「そりゃ凄い!!」
患者「仕事より自分の身体の方が大事やでなぁ~」
私「名言ですね・・・(笑)」
そういう会話が成り立ちました。
自分の身体の方が大事。
ホントにそのとおりですね。
自分の身体がちゃんとしなければ仕事もちゃんとできません。
それなら自分の身体をいたわることが一番大事ですからね。
自分があって仕事(他のことを含む)があります。
本末転倒では治りません。
ホントに恐れ入りました。
ええ勉強になりました。
そんな人もいれば、治すのは私じゃない。
という態度で来られる方もいらっしゃいます。
ハッキリ言って治らないです。
私「動かしてもらいました?」
患者「動かしてるんですが・・・」
私「う~ん。動かした痕跡がないですね」
患者「動かしてないです」
私「そうでしょうね」
私「ここで治療する時間は10分です。家に帰った方が長いですからね」
患者「はい」
そんな会話しか成り立たない。
認識しないものは治らないんです。
認識したからそこに気が通る訳です。
気が通るから動く。
それはどんな病気でも同じです。
仕事(他のことも含む)の方が自分より大事な方は治りにくいか治らない。
そんなの当たり前のことですよね。
様々な病気、症状は動かないところを作るから起こる訳です。
でも痛みがでないと動かないところを認識できない。
どこがどんなふうに動かないのかを認識できれば、そこに意識を与えると動きます。
軽い刺激で動きます。
そんなことで動くはずがないと思っていれば動きません。
やってみると動くのがわかります。
それに時間はかかりません。
そのことがわかれば様々な症状は改善していきます。