ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission6-④

「は？今なんてった？」

「だから…俺の恋人だって」

「…イミがわかんねぇ…」

今までは、臣隆という一つのくくりで応援してくれるファンも沢山存在した。

相方のスキャンダルが出て、より一層にざわめき始めた。

臣隆は大丈夫なのか？

亀裂が生じるきっかけになるのでは…?

歯止めが効かなくなった世界…

あちこちで炎上を繰り返し、臣隆不仲説や、在ろう事か三代目解散説まで流れた。

その騒動から数カ月経って、次のドームツアーが幕を開け、メンバーといる時間がまた増え始めると、SNS上も落ち着きだした。

メンバーとの交流を公にすることで、臣自身のファンもまた増加し、やがて誰もスキャンダルの事を口に出さなくなった。

臣が閉ざしがちだった心を開きはじめた時…

相方•隆二が臣に対して心を閉ざしてしまった…

to be continued…