133)3月のカベタマ文庫「くうきとくも」
2023年3月のカベタマ文庫 テーマは「くうきとくも」
◯「くうき」が僕らを呑み込む前に〜脱 サイレント・マジョリティー
作者 山田健太 たまむらさちこ 理論社
◯こんとん 文:夢枕獏 絵:松本大洋 偕成社
◯クラウド・コレクター クラフト・エヴィング商会著 ちくま文庫
くうきやくもについて考えたことはありますか?
私はいつもくうきを読んでいます。だけれどあまり従わないようにしてます。
くうきよりも自分のこころを大事にしたいとおもいます。
くうきばかり読んで、吸うのを忘れてしまうと、酸欠になってしまうから
それ、について発言することもあれば、
くうきを読んで言葉にしないいけれど
心のなかに大事にとっておくようにしています。
大事なことは目に見えないとキツネは言いましたが、
くうきもくももこころもおなじですね。
今月のテーマは「くうき」 にしようと決めていました。
仲良くしていただいている、たまむらさちこさんが山田健太さんと1月に出版された
「くうき」が僕らを呑み込む前に
を読んで、ぜひこれは紹介したい!と思っていたからです。
高学年以上向けとなっていますが、全大人に読んでもらいたいなという内容です。
そして、先日のわたしの誕生日に大家さんからいただいた本
「こんとん」がまるで空気や雲のようななにかわからないこんとん、のことの絵本でしたので
今月のテーマにぴったりだと選書しました。
あとは小説、、くうきや雲についての小説と
本棚をさがしていたら、夫が最近本棚に追加していた
「クラウド・コレクター」を見つけて、
読み始めてみると、とても面白そうなのでこの本に決めました。
現代にはびこる纏わりつく雲に支配されるのではなく、
手には触れられないそのものの温度や香りを感じられる、
そのうちのひとりでいたいと思います。