「宇田川源流」 少子化の原因は経済力ばかりではないということを理解できない茂木幹事長
「宇田川源流」 少子化の原因は経済力ばかりではないということを理解できない茂木幹事長
まずは、今月のオンラインサロン「陰謀渦巻く世界情勢の中であなたが生き残る方法」(https://lounge.dmm.com/detail/2838/)は、本日より行うのであるが、「宇田川版少子化考察」として、少子化に関する内容を書きたいと思っている。
その為に、本日のブログに関してはその「プロパガンダ」というような位置づけでもよいし、あるいは、なんとなく一緒の内容を書いたというような感覚でも構わないのではないか。
さて、少子化ということは、子供が少なくなっているということである。極端な新聞記事では、この事をもって「人口がゼロになる」とか「国が亡びる」などと言うことを言う内容を散見するが、そのようなことはないであろう。間違いなく「国民がゼロになる」というようなことはなく、そのような極端なことを言わなければならないマスコミの取材力や記事の構成力はかなり問題であると思われる。
さて、では少子化が最も問題なのは、「人口が減ること」と「労働人口が減り、老人が増える」ということである。つまり、「生産する人は減って、扶養家族が増える」ということになる。この事は、二つの問題を引き起こす。
一つは、経済的な問題である。何しろ収入が減る野にかかわらず、扶養家族が増えるのであるから、当然に経済全体がおかしくなるということになる。それでは経済全体が持つはずがないのである。その経済問題を何とかするためには、労働人口を増やさなければならないということになるのであるが、なかなかそのようにならないということになる。
もう一つは、「若者の有権者が少ない」ということになる。つまりは、「老人の意見が増える」ということを意味する。老人は、もうじき死ぬのだから、いや、その言い方は良くないので、「本人が終活などと言って、先がないと思い込んでいる」のであるから、政策なども「将来の日本よりも、現在の自分たちの権利主張」が中心になってくる。つまり、将来に向けた政策が徐々に無くなってくるということを意味しているのである。
少子化の問題点はそのようなことになるのではないか。
Z世代の約半数「将来子どもがほしくない」と回答 理由として“金銭問題”は2割弱に留まる
18歳から25歳までの半数近くが「将来子どもがほしくない」と答えました。
全国の18~25歳までの男女約500人を対象にした調査で、「結婚と子どもについて」質問したところ、45.7%が「子どもがほしくない」と回答しました。その理由として「お金の問題」と答えた人は2割弱に留まり、「お金の問題以外」が4割を超えました。
さらに「お金の問題以外」の理由を聞いたところ、「育てる自信がない」「子どもが好きではない」「自由がなくなる」が多くを占めました。
政府は少子化対策として子育て支援策の強化を検討していますが、調査結果からは金銭面以外の手厚い支援が必要とみられます。(ANNニュース)
2023年2月26日 12時31分 ABEMA TIMES
自民党大会 茂木幹事長「これから数年が少子化のトレンドを反転させる最後の勝負」
26日、自民党の党大会が開かれ、岸田総理大臣の演説に先立ち、茂木幹事長は少子化が進むことへの危機感を強調しました。
茂木幹事長「これから数年が少子化のトレンドを反転させる最後の勝負との思いで、大胆かつ幅広い政策立案とその具体化を進めていきます」
26日の党大会では今年の運動方針が決まり、少子化対策について「国民共通の重大な危機に真正面から立ち向かう」と強調しました。
また、引き続き「野党共闘」を切り崩す姿勢を明確にし、「労働組合の中央組織「連合」と 政策懇談などを通じて連携を強化する」と明記しました。
国会は野党の追及不足もあり、与党ペースで進んでいますが、自民党内ではLGBT理解促進法案や防衛増税などをめぐり足並みの乱れも目立っています。
また、4月には統一地方選と衆参5つの補欠選挙が行われる見通しですが、自民党幹部からは「選挙前に統一教会問題が必ず再燃する。電気料金や物価高もあり厳しい戦いになる」と警戒する声が出ています。
支持率が低迷する中、4月の選挙に勝利し5月のG7広島サミットを迎えることができるのか。岸田総理にとって正念場が続きます。
2/26(日)日テレNEWS
では少子化が問題であるからと言って、老人が子供を産むはずがない。つまり、若者が子供を産んで育てる以外にはないのである。しかし、その若者が、なかなか子供を産まない。それどころか「結婚もしない」のである。
ではなぜ結婚もしないのであろうか。基本的に、Z世代と言われる人々は、自分にも他人にも完璧を求め「一緒に成長する」というのではなく、相手に完璧を求めてしまう傾向がある。同時に、自分が中心になって、矢面に立つということはせず、「匿名性の高いインターネットの中で、ハンドルネームで好き勝手なことをしている」ということになるのである。
細田守監督の「竜とそばかすの姫」にあるように、仮想空間の中でしか物事をうまく表現できないというような人も少なくなく、そのことが主になっているから、当該映画が流行したのではないだろうか。私はその世代ではないので、そこまでの共感はないのであるが、しかし、その内容がしっかりと書かれていることであることは間違いがない。
さて、そのようなことから考えられるのは「リスク」と「他人からの非難」ということを先に考えてしまい、そのことから「新しいことをできなくなっている、自信を失った自分」ということがあり、一方で「承認欲求の強い自分」というのがある。
権利意識ばかりで責任、特に日本を発展させるという国に対する責任は全くと言っていいほど考えていない状況であるが、その内容こそが、大きな問題になっているのではないか。
そのことが「お金の問題」と答えた人は2割弱に留まり、「お金の問題以外」が4割を超えました。さらに「お金の問題以外」の理由を聞いたところ、「育てる自信がない」「子どもが好きではない」「自由がなくなる」が多くを占めました。<上記より抜粋>というようなかにようになってしまっているのではないか。
一方、日本の政治は、このような若者に対して「経済的な内容ばかりを言っている」ということになる。日本の政治家というのは、自分の子供や孫とも話をできない人々が、考える少子化対策はこのような物であり、それは、当事者の話を全く無視した内容で、結局は「無駄」と「一部の業者の金もうけにつながる」者でしかなくなってしまう。
それで本当に少子化対策ができていると思っているのでは、とても政治家として国民の意見を聞いているとはいえるものではないのである。もちろん、野党の人々も、そのようなことは全く聞いておらず、批判をするくらいならば、しっかりと対策を言えばよいのである。
国家の大事であるといいながらも、そのようなことができない。
そこで、あえて私がオンラインサロンで少子化対策を考えてみることにしたのである。