センターを残して 釜ヶ崎の労働者が幸せになるまちづくりを
大阪府(吉村洋文知事)は総合センターを解体する理由に「センターの耐震性が弱い」ことをあげています。センターの耐震性が弱いと言いながら10年以上も何の手だてもしてこなかったことは、大阪府が恥知らずにもセンターつぶしを画策してセンターのシャッター前で生活する人の排除をねらった断行の仮処分の判決の中にも「耐震性が弱いと言いながら10年以上も放置していた」ことが書かれていました。
センターの耐震性が弱いから解体するというのはセンターつぶしの口実でしかありません。まさにフェイク発言(ニセの発言)なのです。
それが証拠に、大阪府庁舎の東館(知事室のある庁舎)は大正時代に建てられた建物でセンターより耐震性が弱かったのです。そしたら、解体し建て直したかというとそうではなく、サッサと耐震工事を行い今も使い続けています。
釜ヶ崎の労働者は過去も現在もこれからも建設現場で必要不可欠な労働者です。しかも現場では危険なところ、汚れるところ、しんどいところを一手に引き受けて働いてきたのが釜ヶ崎の労働者です。
ならば、センターを残して労働者が今までどおり利用できることをめざすべきではないでしょうか。釜ヶ崎のまちづくりも、センターを残し、釜ヶ崎の労働者が幸せになるまちづくりをめざすべきです。
大阪府は多数を武器に権力を振り回すことをやめ、センターつぶすな、シャッター開けろ、強制排除反対を叫ぶ労働者群と真摯に向かい合い、釜ヶ崎の労働者が幸せになるまちづくりをめざすべきだと思っています。
2月28日(火)午後3時
星野リゾートに抗議と要請行動
*2月25日(土)午後3時からの三角公園での「センターつぶすな」「シャッター開けろ」「強制排除反対」の集会、デモは70名の参加者が集いました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
本の紹介です。ぜひ読んでみて下さい
海風社 1989年発行
著者 いながきひろし
(絶版となっていますが、図書館で読むことができます)
労働者が人間らしく生き抜けるように、長いあいだ釜ヶ崎で奮闘してきた稲垣さん。精力的に、でもひょうひょうと、喋るよりまず動いてきた稲垣さん。そんな彼がようやくうたった。釜ヶ崎でも人間が、労働者がけんめいに生きようとしているのを知ってほしい一心で。だが不思議なことに、このうたは、暴力団や行政との戦いを語るにも、明るくのんびり響いてくる。釜ヶ崎には希望があるで、と響いてくる。ほんとに強いうたなのだ。(中山千夏さん 本の帯より)
釜ヶ崎合唱団
ブレーンセンター 2018年発行
編著者 釜ヶ崎炊き出しの会 2500円
様々な思いを胸に秘め、日々仕事に励む大阪釜ヶ崎の労働者。望郷の念、そして亡き母への思慕、叶えられなかった夢…など。そんな思いを彼らが語ってくれました。そこには懸命に生きてきた人間のみが放つ生命の輝きがあります。彼らの声に耳を澄ませたとき、あなたの心はどんなふうに共鳴するのでしょうか。(本の帯より)
書店、アマゾンでも購入できます。図書館にもあります。
今後のスケジュール
2月27日(月)午後6時30分
西成区役所東側夜間出入り口「センターを残してまちづくり」をするよう釜ヶ崎公民権運動の人たちと抗議と要請行動
2月28日(火)午後3時
星野リゾートに抗議と要請
3月14日(火)午前11時
大阪地裁1010号法廷
定額給付金裁判
5月15日(月)午後2時
大阪高裁201号法廷
監視カメラ裁判判決
*4月には統一地方選挙が予定されています。
釜合労執行委員長稲垣浩は釜ヶ崎労働者の声を市議会に届けることをめざし、立候補の予定です。
2023年2月27日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com