人間だから出来ること

前回は、乗り越えられる人にはいろいろ降りかかるけど、ループになってしまうとトラウマの上塗りになってしまうという話しから、

本来、意識は果てしなく自由であり、捉われていないが、肉体は地球のものなので、地球ルールに沿って大切に、という話までさせていただきました。

地球ルールって、ものすごく制限があって、狭くって自由がなさそうなイメージなんですが、

逆にこれさえ守れば、果てしなく意識を使いこなせる時代が来たのだと思います。

というのも、そもそも、スターシードがなぜ地球に降り立ち、アセンションの貢献をするのかって、前にも書きましたが、

自分と自分の星のアセンションのためなのです。

スターシードは、

平たく言うと「宇宙人」「地球人ではない魂」「神さま」というくくりになります。

宇宙人のままだとアセンションできないか?という疑問もありますが、

そのあたりの明確な答えになるかは断定できませんが、私は、ギリシャ神話のヘラクレスの話しはとても分かり易いと思っています。

ヘラクレスは、神と人間の子の話しです。

ゼウスの妻ヘラ＝神から命を狙われながら呪われながらも、神をも倒せなかった魔物を倒せたのがヘラクレスです。

物語の細かな部分はヘラの嫉妬心から狂気じみている内容ですが、何が細かくあったというよりかは、

人間を生きることは、それほど苦しくて弊害がある

と捉えたほうが自然な気もします。

しかし、それらを超えていく力を秘めているのが人間であり、

人間として生まれることで成し遂げられるアセンションがある

のだと私は感じるのです。

ギリシャ神話の最高神ゼウスの不貞はずっと疑問でしたが、精神の「統合」の話しの比喩なら納得できます。

最高神ゼウスは最高意識……ハイヤーセルフなら、なんとなく話しが飲み込めると感じませんか。

地球上での私たちの分離した意識は、

私たちの肉体だけを見れば一目瞭然です。

食べるところがあれば出すところがあるように、

皆、各々の役割があるのです。

意識だけでも、好きがあれば嫌いがあり、良い悪いとジャッジしがちです。

しかし、分離しているということは、ある意味、未知数の可能性があるのです。

ジャッジすることなく、無数の意識の組み合わせ方(統合)により、ミラクルが起こる可能性を秘めているとも取れます。

ジャッジする工程はこの神話の場合、ヘラの嫉妬心に表されているように思います。

嫉妬心からヘラクレスを苦しめます。

しかし、ヘラクレスは神が倒せなかった魔物を倒す。

私の持っている古いギリシャ神話の書物には、

人間にしか成し遂げられないから人間に託す

と神がヘラクレスに武術を教えているくだりがあります。

人間としてスターシードが生きるのは、ものすごくつらいことですが、その分、得るものが大きいのだと思います。