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ことばのハンドル。

熊野の大斎原で

2018.05.14 12:49

去年の秋、台風直撃の頃、大阪から田辺へ。

上司から度重なるミスのため、厄落としに行ってこいと言われたが、真に受ける方も受ける方だ(→私)


昔行った伊勢神宮も十何年に一度の大雨だった…地元出身の方に聞いたら、紀伊半島は台風の通り道なんだから、9月に出かけるあなたが悪いよと言われた。

しかも熊野は伊勢方面から行けばいいのに…。那智の滝も見れたのに。高野山とかもねえ。よりによって台風を満喫するかのようなコースを選んでしまったのであった。厄は落とせるのだろーか、むしろフルコースじゃね?と。


(ひ〜!サーフィンやってる人おる〜!)と暴風吹き荒れる海沿いをJRでひたはしり、バスで乗り継ぎ熊野本宮へ。山道を片道約2時間走行するため、片道切符になるかも…と寒気がした。


ちなみにバスは、地元の人しか乗っていませんでした…。途中で乗って来るも、海外からのお客さまばかり。まずは北欧三人娘(GAPの広告から飛び出して来たような、白い肌にシャイニーな金髪、明るい色が組み合わさったニット帽はグッシャグシャだけど、バスに乗れて嬉しくてハイタッチ)、イタリア(たぶん?)の色男たち(どしゃぶりなのに、白いシャツ一枚とジーンズで、なんだか乳首が透けてますが、髪をかきあげて、「どしゃぶりでさえも俺をセクスィーに見せる小道具」って思ってるに違いない)。

傘さしなよ…と思ったけど、この人たちは体温だけでなく、生きている体温というか、リキというか、なんかそゆうのが違うんだなきっと。みているこっちが風邪ひきそ。

異国情緒あふれる熊野詣でとなった。


で、熊野本宮は水害で、高台(つか山?)におわしまして。どしゃぶりのなか、階段を上りまして…このときが最大降水量だったのではないでしょうか。八咫烏のお守りなど買いまして、厄落とし完了かな?


バスはまだなんとか運行してそうなので(てか本当に外国の方ばかり…!)、大斎原(おおゆのはら)へ足を運ぶ。

洪水前、元々熊野本宮があった場所ですね。


まあもちろん、こんな雨なので、水のそばに近寄る人も少なく、ですね。さすがに川の堤防あたりには、怖いもの見たさの私も近づかず。


この辺りから雨が弱まり、大きな鳥居をくぐると、不思議なことに他の人の影はまったくなく。


雨が止んで、風がふわっと吹いて、そっちを振り返ると、土がこんもりしたとこがあって、そこだな、ということがすぐわかりました。


そのときの瞬間だけ、まるで私だけのために用意されたような感じがしたんですね。


何が、かはわからないんですが、素直にありがたいことだな、と思いました。


その、時、があることですかね。


不思議な、でもあたたかい気がして、

なんとなくその土地の持つ気のかたちみたいなものがわかった気がしました。

犠牲者が出ただとか、そういう苦しみみたいなものはなかったかな。。


不思議ですね。ほんと。

超越してる、というのでもないし。

あたたかい、というのかなあ。


どれぐらいの時間かはわからないんですが、次の観光客が来た時に、自然と去ったような感じでした。

で、帰りも相変わらず海外の方が多く、田辺に着いた時はよくぞ無事に帰ってきたー!という感じでした。


で、ホテルのイタリアンでディナーしたんですが、ひとり旅のとき(かつ、どしゃぶり)のときって、地元(たぶん?)のおばさま二人のモリモリ食べてモリモリ話す、みたいのにすごく元気もらえます…ほんとなんでひとり旅してるんだろ?

あ、厄落としだっけ。

それにしても田辺って、ご飯おいしいですね。ほんと。


雨で外をブラつけないから、併設されてるスーパーで飲み物やデザートを物色したり、面白いものを探してみたり。


あ、あと駅前の鈴屋のデラックスケーキが、懐かしさを感じる、にとどまらないうまさでビビった!


いつもお世話になってる方にお土産で買って行ったら、私このケーキ大好き!といつにないテンションで仰ってくださったので、ほんと良かったっす…。


まあそんな旅路でした。